アリス・マーガトロイドの秘密 そのB
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るわけだが、丁度そこにあたるとは・・・・・・。
「・・・・・・だがこれで確実にアリスは・・・・・・」
アリスは悲鳴も上げれないまま煙突の下に落ちていった。燃え盛る炎の中へと。
「・・・・・・せめてもの土産だ・・・・・・二人で一緒に逝くがいい・・・・・・」
俺は魔理沙の人形を首と胴体、両方をその穴に投げ込む。熱気は収まることはなく、二つの死体を燃やし尽くしている。
これで人形の館の『悪夢』は終わりを告げた――――。
「・・・・・・く、そッ・・・・・・! 後味の悪い・・・・・・!! 怪我も深いし、何て最悪なんだ・・・・・・!」
俺は悪態をついて『キングクリムゾン』に自分をおぶらせて部屋を出る。一階で医療道具を拝借し、一応の応急処置は施した。
「・・・・・・これからどうする」
俺はもうこんな家にはいられないと思い、とりあえず外に出た。満足に歩けないため『キングクリムゾン』の背中に乗っているが・・・・・・まだ少し霧があるようだ。
俺は何のあてもないまま深夜の森をさまよい始めた。
* * *
人形の館、リビング。
「――――」
誰もいないはずの空間で何かの声が聞こえる。
「――――甦りし者」
本来ならば発せられないはずの声が噎せ返るような黒煙を吐き出す暖炉から聞こえてくるのだ。
「――――闇とともに喜びを・・・・・・」
ぶつぶつと呟くような声は次第に、次第に大きくなっていく。
「『リンプ・ビズキット』闇の底から甦りし者、闇とともに喜びを・・・・・・『リンプ・ビズキット』闇の底から甦りし者、闇とともに喜びを、『リンプ・ビズキット』闇の底から甦りし者、闇とともに喜びをッ!!」
炎の中から、見えない何かが二つ、這いだした――――。
そしてもう一つ、人形の館から人形が全て『消え去った』。
第15話へ続く・・・・・・。
* * *
後書き
東方側の主要キャラをどんどんぶっころ・・・・・・退場させていくスタイル。人気キャラをいきなり二人も退場(死亡)させてしまい、申し訳ない気持ちで一杯です。でも反省は全くしません。文句はディアボロにどうぞ。
さて、今回登場した霧雨魔理沙のスタンド『死神13』ですが、魔理沙自身は人形になってしまっているので全くスタンド像を操る事が出来ません。そもそも魔理沙のくせに魔理沙らしい「〜だぜ」という口調も言えなくなっています。今回一番可哀想なポジションですねぇ・・・・・・主人公なのに。
あと、魔理沙の眼球がなぜくり貫かれていたのか。理由としてはアリスが魔理沙を人形にすると眼球が腐ってしまうんですね。皮膚は手入れが簡単だけど、目はマバタキをしない人形にと
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