恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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性を考える。
今のは幻覚じゃあない。確かに優曇華の頭はフランドールの『あらゆるものを破壊する程度の能力』で吹き飛んだが――――一瞬で治ったのである。現実だった。
「――く、何したかは知らないけどっ! 同じスタンド使いなら負けられないわ!!」
と、鈴仙は『セックスピストルズ』を出してフランドールに向かって乱射する。そして鈴仙はフランドールとの距離を詰めていく。
「全員配置について!! 取り囲むの!!」
「ブッツブスゼェエエエエーーーー!!」
「ドオリャアアア!!」
ピストルズは鈴仙の放った弾幕に乗り、フランドールの周りで弾幕を弾き飛ばしながら囲んでいく。その間も鈴仙は弾幕を展開し続けているが
「・・・・・・はぁ」
フランドールはため息を付きながら――――。
「ぎゅっとして――――」
「鈴仙ッ!! 頼むっ、逃げろぉおおおおおーーーーーー!!」
未来を予知したドッピオは鈴仙へ力の限り叫んだ。彼は見てしまった。鈴仙に起こる地獄を――――。
「よそ見とはいい度胸ね?」
「はッ!?」
ガンッ!!!!
ドッピオは突然目の前にいたレミリアに顔面を思いっきりぶん殴られた!
ドゴォッ!!
ドッピオは病室の壁を突き破り外へと放り出される。
「――ってことでさっきの『借り』を返したけど・・・・・・永琳は何もしないのかしら?」
「冗談ね、スタンドを使えない私が貴方たちに勝てるとは思ってないわ。――――私は優曇華の援護に徹底する」
永琳は横切るレミリアを流し見る。その右腕は既に再生していた。
「・・・・・・あなただけでも逃げればいいじゃあない。私たちはここを全滅させるつもりだけど・・・・・・。あなたくらいなら逃げきれるかもね?」
スタンドを出現させて永琳を睨む。
「――――全滅?」
と、レミリアの視界が歪んだ
「ゑ――――」
永琳は普段では思いも寄らないほどの超スピードでレミリアの澄まし顔を蹴り抜いていた。
「やってみなさい。たかだか500歳程度の餓鬼が――私と姫様の箱庭を破壊そうだなんて」
ズガンッッ!!
先ほどドッピオがレミリアからぶん殴られて飛び出していった数倍の速さでレミリアは永遠亭から追い出される。
「――――っく、あのババア・・・・・・!! ぶっ殺・・・・・・」
すぐに起き上がり永遠亭に向かって段幕を展開しようとすると・・・・・・。
ごんっ!
「かっ――――!?」
「おまえがこっちに気付かないのは予知済みだマヌケがッ!!」
背後からの衝撃に思わず足を着く。ドッピオが頭から血を流しながらレミリアの後頭部をかち割った。
「・・・・・・ええい、忌々しい・・・・・・ッ! 私とフランの包容を邪魔した挙げ句、こんなことをッ!!」
「・・
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