恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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ドール・・・・・・私が、しっかり者じゃなかったばかりに辛い思いさせちゃったわ」
「ううん、いいのよお姉さま。仕方がないし、それよりも今私はお姉さまと血を共有しているのがなによりも幸せだわ」
「本当に? フランドールは幸せなの?」
「うん、幸せだよ。お姉さまと一つになれた感じ」
「・・・・・・あなたが幸せなら私も凄く幸せよ」
「私の方がお姉さまより幸せだよ?」
「いや、私の方がフランよりもっと幸せよ」
「じゃあ私はその何倍も幸せ」
「いいや私は更にその何倍も幸せ」
「無限に幸せ」
「無限に幸せ」
「同じだね」
「ええ同じだわ」
「嬉しいわ、お姉さま。こんなに嬉しいときは・・・・・・」
「そうね、フラン。こんなに嬉しいときは・・・・・・」
「殺しましょう」
「ええ、殺しましょう」
「どっちから殺す?」
「あっちから殺す?」
「私はお姉さまを操ったあの兎を殺したいわ」
「私は私の顔面を殴りやがったあの人間を殺したいわ」
「分けっこしましょう」
「そうしましょう」
「私が左で」
「あなたが右ね」
「そうね」
「そうしましょう」
どちらが話しかけているのか、交互に話しているのか分からない錯覚に陥ってしまう不気味な会話。と、レミリアとフランドールは同時に臨戦態勢に移った。
「『キラークイーン』」
「『クレイジーダイアモンド』」
ババァァーーーーーーーz_________ン!!
――――――――
「藍、今なんか失礼な擬音語が聞こえた気がするわ」
「気のせいでしょう」
――――――――
二人の背後にスタンドが現れる。片方は見る者を魅了するほど『美しい』スタンド。もう片方は見るもの不快にさせるほど『汚い』スタンド。ドッピオと鈴仙は二人が完全にやる気なのを見て一瞬たじろいだ直後――――。
ぶつッ・・・・・・!!
「――――は?」
ドッピオのすぐ耳元で何かが砕ける音がした。
「ぎゅっとしてドカーン」
「れ、鈴仙ーーーーーーーーーッッ!!?」
ドッピオの横にあったはずの鈴仙――――いや、鈴仙の頭部が一瞬にして砕け散ったッ!!
い、いつ!? 一体、どこから、何がッ!? 攻撃!? いや、それとも――――
「う、うおおおおおおおおおおお!!?」
「そして『元通り』」
「――――あれ?」
と、ドッピオが言葉を失っている間に――――鈴仙の頭は元に『戻って』いた。当の鈴仙は目をパチクリするだけである。
自分の身に何が起きたか全く把握してない。
「あれれー? 自分に何が起きたか、全く分かってないみたいだねぇーーーー?」
フランドールはにこにこしながら鈴仙に笑顔を向けた。
「今のは――」
永琳は先ほどの光景を一部始終見て可能
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