恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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・・っ! お、お姉さま、お姉さまぁああっ!」
「かわいい、かわいいわフラン。今のあなたは・・・・・・『最高』よ・・・・・・私にとってあなたは今『絶頂』なのよぉおおおお!!」
と、ここでドッピオは我に返った。
「・・・・・・永琳さん。これは・・・・・・夢じゃあないんだよね」
未だに信じられないが、だが、ドッピオは永琳の答えはほぼ予知できた。
「当然夢じゃあないわ。誠に残念なことに現実よ。ん? それともあなたにとってはこの情景は『幸運』なことかしら?」
永琳は突如として目の前で始められた行為に目を細める。
「・・・・・・いいや、『最悪』だ。ようやく状況が飲み込めてきたが、吐き気がする」
「奇遇ね、私もよ」
「あなたと気が合うとは珍しい。俺は『切れた』ぞ」
「あらあら、女の子二人に男が『本気』を出す気?」
「知らん。そもそも俺は本能的にああいった『幼女』が大嫌いだ。なぜかは知らないがな」
ドッピオの心の内で何かがざわつく感じがした。
(ディアボロの『幼女恐怖症』・・・・・・。その身に染み着いた『恐怖』はドッピオでは『憎悪』に変換するようね)
永琳はドッピオの目に『ドス黒い炎』のような輝きを見た。
「永琳さん、俺は『友達』をこんな目に合わせたこいつらを絶対に許さない」
彼に漆黒の意志が宿る――――。
「何か対策は考えているのかしら?」
永琳は前に出たドッピオに尋ねた。
「・・・・・・いや、無いけど。でも俺には未来が見える」
「そう。でもあっちの青い髪の方は『運命』をねじ曲げることができるのよ?」
「・・・・・・すいません、やっぱり策がないと勝てそうにないや」
ドッピオは永琳の言葉を聞いて大人しく引き下がった。
ちなみに、この間レミリアとフランは盛り上がっていた。でもこれ以上描写すると全年齢タグが付けられないので止めておきます。とりあえず、敵前にも関わらず二人は全裸でナニかをしていました。ナニとはいいません。お互いの尻尾とか使ってナニかしたんでしょう。あとは妄想で補完してください。
と、ドッピオは読者のみなさんを代弁するような台詞を言い放った。
「・・・・・・なぁ、これさ。今攻撃したら勝てるんじゃあないのか?」
「違うわよ、繁殖期の野生動物と同じでアノ時が一番凶暴なのよ。止めといた方が良いわよ」
「・・・・・・分かった」
ドッピオは確かに、と頷いた。
「と言っても私にはスタンドが見えないから・・・・・・戦力には数えられないわよ?」
早速戦闘可能者が自分だけだという現実を突きつけられたドッピオは眉をしかめた。
「永琳さんは強いんだろう? 俺一人じゃあ無理だぜ?」
正直、自分のスタンド『エピタフ』であの二人を同時に相手取るのは不可能だということは火を見るより明らか
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