恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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ン』、咲夜を運びなさい」
「あっ、お姉さま・・・・・・柱が邪魔で美鈴が取れないんだけど」
「直せばいいじゃない。柱を」
「そうだね、そうだった!『クレイジーダイアモンド』、柱を直してついでに美鈴の怪我を治せ!」
「おぉ〜・・・・・・、スゴいわね。ぶっ壊した玄関まで元通りなんて・・・・・・」
「う、う〜ん・・・・・・ここは??」
「美鈴! おはよー! ほら、咲夜運んで!」
「え? あ、はい・・・・・・あれ?」
「ほら、さっさと帰るわよ。こんなところにもう用はないわ」
「えっと・・・・・・あれ、記憶が・・・・・・」
「いいから帰るの! ほら、咲夜おぶって!」
「って咲夜さん!? 怪我は・・・・・・治ってる!?」
「私が治したんだよ!」
「え? 妹様が? も、もう何がなんだか・・・・・・って慧音さんが倒れてるんですが」
「あぁ・・・・・・ほっときなさい。見ちゃだめよ(説明面倒だし、さっさと帰りたい)」
「分かりました・・・・・・」
「お邪魔しましたー」
鈴仙が聞いていたのはそこまでだった。
* * *
ヴィネガー・ドッピオ スタンド名『墓碑銘』
死亡
鈴仙・U・イナバ スタンド名『セックスピストルズ』
再起不能(精神的破壊)
八意永琳
行方不明(永遠亭病室の壁に不自然なシミあり)
* * *
ここは魔法の森。この中心である一人の男が倒れていた。
「っはぁッ!? ぐっ、くそッ! 久しぶりに死ぬとなると・・・・・・キツいな・・・・・・。だが、おかげで邪魔だった『記憶のないドッピオ』は絶命した!! これで俺が再び表に出ることが出来たぞ!!」
彼――――ディアボロは復活していた。ドッピオの呪縛から解放され喜びに浸る。そして彼には確認すべきことがあった。
「『キング・クリムゾン』」
彼が呟くと当然のように背後にスタンドが現れた。
「よしッ! スタンドは扱える! これであの憎き八意永琳に一泡吹かせてやったというわけか・・・・・・!!」
彼は邪悪な笑みを浮かべた。そして我に返る。
復活したということは、まだ自分にはレクイエムの効果が続いているということ。つまり、再び死の輪廻が迫っているということだ。
(一度目、二度目とこの世界でもしっかりと『俺』のときは死んでいたからな・・・・・・。再び用心の生活に逆戻りか)
とにもかくにも、最悪だった状況が好転したのだ。あの悪魔姉妹には感謝しなくてはならない。
ディアボロは周囲を確認する。まだ幻想郷は夜だ。ドッピオの中にいたときはここにはいくつかのルールが存在することを知ったのだ。
(夜は妖怪が出没しやすい・・・
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