暁 〜小説投稿サイト〜
ボスとジョルノの幻想訪問記
恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
[14/16]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ン』、咲夜を運びなさい」

「あっ、お姉さま・・・・・・柱が邪魔で美鈴が取れないんだけど」

「直せばいいじゃない。柱を」

「そうだね、そうだった!『クレイジーダイアモンド』、柱を直してついでに美鈴の怪我を治せ!」

「おぉ〜・・・・・・、スゴいわね。ぶっ壊した玄関まで元通りなんて・・・・・・」

「う、う〜ん・・・・・・ここは??」

「美鈴! おはよー! ほら、咲夜運んで!」

「え? あ、はい・・・・・・あれ?」

「ほら、さっさと帰るわよ。こんなところにもう用はないわ」

「えっと・・・・・・あれ、記憶が・・・・・・」

「いいから帰るの! ほら、咲夜おぶって!」

「って咲夜さん!? 怪我は・・・・・・治ってる!?」

「私が治したんだよ!」

「え? 妹様が? も、もう何がなんだか・・・・・・って慧音さんが倒れてるんですが」

「あぁ・・・・・・ほっときなさい。見ちゃだめよ(説明面倒だし、さっさと帰りたい)」

「分かりました・・・・・・」

「お邪魔しましたー」

 鈴仙が聞いていたのはそこまでだった。


*   *   *

 ヴィネガー・ドッピオ スタンド名『墓碑銘(エピタフ)
 死亡

 鈴仙・U・イナバ スタンド名『セックスピストルズ』
 再起不能(精神的破壊)

 八意永琳
 行方不明(永遠亭病室の壁に不自然なシミあり)

*   *   *

 ここは魔法の森。この中心である一人の男が倒れていた。

「っはぁッ!? ぐっ、くそッ! 久しぶりに死ぬとなると・・・・・・キツいな・・・・・・。だが、おかげで邪魔だった『記憶のないドッピオ』は絶命した!! これで俺が再び表に出ることが出来たぞ!!」
 彼――――ディアボロは復活していた。ドッピオの呪縛から解放され喜びに浸る。そして彼には確認すべきことがあった。

「『キング・クリムゾン』」
 彼が呟くと当然のように背後にスタンドが現れた。
「よしッ! スタンドは扱える! これであの憎き八意永琳に一泡吹かせてやったというわけか・・・・・・!!」
 彼は邪悪な笑みを浮かべた。そして我に返る。
 復活したということは、まだ自分にはレクイエムの効果が続いているということ。つまり、再び死の輪廻が迫っているということだ。
(一度目、二度目とこの世界でもしっかりと『俺』のときは死んでいたからな・・・・・・。再び用心の生活に逆戻りか)
 とにもかくにも、最悪だった状況が好転したのだ。あの悪魔姉妹には感謝しなくてはならない。
 ディアボロは周囲を確認する。まだ幻想郷は夜だ。ドッピオの中にいたときはここにはいくつかのルールが存在することを知ったのだ。
(夜は妖怪が出没しやすい・・・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ