恐怖!紅魔館の悪魔たち そのC
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治しなさいッ!!!!」
理解不能、理解不能。
「あああッ・・・・・・あっ・・・・・・」
「イヤだ♪ 今度は壊れる瞬間じゃなくて悲鳴が聞きたいの♪」
理解不能、理解不能。
「貴方・・・・・・ッ!! この・・・・・・ッ!? がはッ!?」
理解不能、理解不能、理解不能!!
「『クレイジーダイアモンド』。あなたには見えないよね? だから攻撃を避けられるはずがない――――」
「・・・・・・ッ!! れ、鈴仙・・・・・・ッ逃げ・・・・・・」
理解不能、理解不能、理解不能理解不能理解不能ッ!!
「ドシャシャシャシャシャシャァアアアアアアアーーーーーッッ!!」
理解不能、理解不能、理解・・・・・・
「そして『元通り』」
* * *
フランドールが再び呟くと鈴仙は再び意識を覚醒させた。
「・・・・・・??」
自分に今起きたことは果たして現実だったのか。いや、彼女は理解していた。
「い、あ・・・・・・」
自分は彼女に『何度も何度も何度も何度も』殺されたのだと。
「どう? 『絶望』してる?」
鈴仙に話しかけたのは無傷のフランドール。辺りに永琳の姿は見あたらない。
「あなたの師匠は私の能力で『壁』と一体化してもらってるよ。死ななくても、これじゃあもう動けないよね・・・・・・?」
フランドールの視線の先には壁があった。不自然に顔の模様のある、『壁』が・・・・・・。
「あなたは殺さないであげるわ。でも、私たちの邪魔をしたんですもの。『慰み物』にはなってね・・・・・・?」
悪魔は右手をかざした。これから何が起こるかは鈴仙にとって容易に理解できるものだった。
「ぎゅっとして・・・・・・」
* * *
鈴仙の耳にはこんな会話が聞こえていた。
「フランドール・・・・・・こっちは終わったわ。ちなみにあいつが紫の言ってたドッピオって奴で・・・・・・。いや、こりゃまたヒドいことしたわね」
「あら、お姉さま。たった一人の人間相手でそんなにぼろぼろになるなんて・・・・・・。スタンド使ったの?」
「使ったわよ! あんたには教えてあげないけどね。と、そういえば咲夜は・・・・・・」
「こっちだよお姉さま! ほら、ヒドい顔!」
「うわぁ、ボコボコにもほどがあるわね・・・・・・」
「治してあげよっか?」
「早めに済ませてね。早くしないと夜が明けてしまうわ」
「もう治した」
「早い!」
「美鈴はどうするの?」
「・・・・・・あー、じゃあアイツに咲夜を運ばせましょうか。私たちじゃ重いし」
「そうだね。おーい、美鈴ー! 怪我治してあげるから手伝ってー!」
「しょうがないから私が美鈴のところまでは咲夜を運びましょう。『キラークイー
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