恐怖!紅魔館の悪魔たち そのA
[8/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
空気を読め、と美鈴に口パクされたので鈴仙とジョルノはその場をそそくさと離れる。
「えっと・・・・・・慧音、その」
いつまでも返事がない慧音の圧力に押されて妹紅はたじろぐ。
「――――お前の『信条』にお前は含まれないんだな」
と、慧音は小さく呟いた。その声はあまりにも小さく、妹紅の耳には聞こえなかった。
「? 慧音、今何て・・・・・・?」
彼女の小さな小さな叫び。妹紅に伝えればそれで終わる叫び声。
「いや、何でもない。私はもう帰る」
慧音は妹紅が悲しまないために言わなかったのだ。彼女もまた、妹紅を悲しませることはしたくなかった。
だが、それが妹紅のためにならないことは慧音自身も知っていた。
「ま、ちょ、慧音!!」
妹紅の制止も聞かず、慧音は自分自身の煮えきらない思いをかき消すように勢いよく扉を開ける。
――――待ち人は来たり――――。
「レーヴァティン」
永い夜が始まる。
第10話へ続く・・・・・・
* * *
現在の幻想郷のスタンド使い
ジョルノ・ジョバーナ 『ゴールドエクスペリエンス』
ディアボロ 『キング・クリムゾン』
鈴仙・U・イナバ 『セックスピストルズ』
十六夜咲夜 『ホワイトアルバム』
橙 『牙』
レミリア・スカーレット 『キラークイーン』
フランドール・スカーレット 『クレイジーダイアモンド』
蓬莱山輝夜 『???』
* * *
フランドールの『スタンド』、『クレイジーダイアモンド』について。
原作とほぼ違うじゃあないのよぉぉぉ〜〜〜〜!!
と、思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そうです。
違います、ぜんぜんクレイジーダイアモンドっぽくありません。
何でかというと理由は二つあります。
1、『スタンド像』は本人の精神の具現である。
言うなら鈴仙の『セックスピストルズ』もそうですが、『スタンド』は本人の精神に強く影響を受けます。
と、なればスタンドの様相も使用者によって姿を変えるのでは? と思ったからです。じゃんけん小僧はヘブンズドアーを露伴の様相と同じ具現をしていたのは、ボーイ・U・マンの能力だからです(と、勝手に解釈)。プッチ神父のディスクにスタンドの像が写っているのは『前回の使用者』の像が記憶されるからです(と勝手に解釈)。
(というか、鈴仙がちっちゃいてゐにほっぺた抓られるのとか最高じゃあないですか!!)
そう考えると、ほかの人たちも若干違いがあります。
咲夜は鎧がシャープになり、フリルがついたり。
橙は牙に二股の尻尾があったり。
レミリアのキラークイーンも背中に
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ