恐怖!紅魔館の悪魔たち その@
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・・ッ!!!」
鈴仙の尻に見事に投薬された。
「「「「うおおおおお!!」」」」
会場は一気に大盛り上がり! てゐの思惑は大きく外れたが結果的に宴会を盛り上げることにはなった。
「・・・・・・あ、鈴仙今の座薬は実は練り辛子入りなのよ」
「あああああああ!? ちょ、師匠!? 今言うんですかそれ!? ああっ、やばいかも! 投薬時の痛みが引いてきたと思ったら辛くなってきた!? 聞かなきゃよかった、ってヒリヒリするううう!!」
結局はてゐにではなく永琳に騙されたが、姫様も満足げだったようだし鈴仙はほっと安堵の表情を浮かべる。
「すごいわイナバー、見直したわー」
輝夜はにこにこしながら手を叩いてケツを押さえる鈴仙を称えた。そして――――。
「ところで今のちっちゃくて、可愛いてゐ達は何だったの?」
永琳は耳を疑った。
* * *
八雲紫はスキマから顔を出すとそこには二人の少女が広い部屋で大暴れ、もとい破壊活動に勤しんでいた。
「WRRRRRRRYYYYYYYYY!!! 咲夜はどこよッ! 咲夜を出しなさい!! そしてここから出しなさい!!」
「パチュリーーーーーー!!! 今すぐ結界を解かないといくらあなたでもブチ殺しだよ、ぶっ殺し!!」
ガシャアン! ズガッ!! ドドドッ! ガァン!
「・・・・・・世話が焼けるわね・・・・・・。しかしよくもまぁ、この屋敷は倒壊しないものね」
二人の吸血鬼を屋敷の大広間に三重結界で閉じこめて(流水の結界)動かない大図書館、パチュリー・ノーレッジは静かに呟いた。
「当然ッ!! 私の紅魔館なのよ!! 派手な爆破エンド以外で倒壊なんてさせないわ!」
「じゃあ今からぶっ壊そうそうしよう! きゅっとして・・・・・・」
「やめてフラン!」
紅魔館の主であるレミリア・スカーレットとその妹、フランドール・スカーレットは広間の床を殴りつけて陥没させながら叫んだ。言ってることとやってることがかなり矛盾している気がする。
「・・・・・・はぁ」
パチュリーは呆れたように深い椅子に座ってため息をついた。
レミリアやフランドールがこんな風に暴れると、決まって止めにはいるのが咲夜の仕事だった。彼女が仲裁すると何事もなく二人は静まるのだが、今日はそうもいかない。
(肝心の咲夜が屋敷を飛び出してもうすぐ丸一日・・・・・・美鈴は何をやっているの? この二人、今はまだ暴れ回るだけで済んでるけどこのままじゃ殺し合いに発展してもおかしくないわ・・・・・・)
「なら私が代わりに諫めましょうか?」
「そんなことが出来るなら最初からしてもらいたいものね・・・・・・」
当然のように呟いて、・・・・・・今のは誰の声なんだ? と思い。
「むきゅ!?」
「今晩は、大図書館さん」
背後を振
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