恐怖!紅魔館の悪魔たち その@
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・・」
「そうだね〜〜〜〜〜、アンタ以外ウサね〜〜〜〜〜〜〜〜」
「そうそう、私以外くらいしかいないわよ・・・・・・って」
鈴仙がてゐに注目して周りを見ていない隙に――――。
「えっと・・・・・・何これ?」
全員もう端に避けていた。
「はいはいはいはいはーーーーーい!!!! それじゃあついに鈴仙・優曇華院・イナバの幻想郷一、おもしろい爆笑必死の一発ギャグがお披露目されまーーーーーす!!!! みなさん腹筋が崩壊しないようにがんばって耐えてねーーー(笑)」
「うおおおお!!」
「頑張ってねーうどんげー」
「ガンバレー!」
「期待してますねー」
「鈴仙さん頑張ってくださーい」
なんやかんやで盛り上げる外野。てゐのせせら笑い。一人取り残される状況。ハードルの上げ方。エトセトラ、えとせとら、etc...
鈴仙の胸中はお察しするが、みんなはとりあえず「自分があの位置じゃなくて良かった」と思っているだけである。
「・・・・・・え?」
鈴仙は呟くことしかできない。何この無茶ぶりとハードル。何て言ったあのクソウサ。
「じゃあみなさん静かにお願いしたいウサ! 聞こえないと困るからねー」
てゐの一言で会場は静かになっていく。まだ状況が飲み込めていない鈴仙は。
「ちょっと、て・・・・・・」
「イナバー」
てゐ、と言おうとして遮られた。
遮ったのは蓬莱山輝夜。月のお姫様。
「面白くなかったら全身の皮が無くなると思えよー」ニッコリ
(冗談じゃすまされないッッッ!!!!???)
頑張れ鈴仙、負けるなうどんげ! 我々に出来るのはそう願うだけである。
* * *
(くくくっ、私が酷い目にあったというのにお前だけ宴会を楽しむなんてそんなセコイことは許さないウサよ・・・・・・! 姫様もなんやかんや乗り気だし、大衆の面前で赤っ恥かいて死ね!)
てゐの思惑通り、鈴仙は焦っていた。無茶ぶりにもほどがあるんじゃあないか?
「いやいや、し、しないわよてゐ! なんかみんなの雰囲気に飲まれそうだったけど、そんなことは・・・・・・」
鈴仙は必死でやらないアピールをするが、てゐはおろか他のみんなまで怪訝そうな顔をする。
「おいおい、あそこまで言っておいて今更やらないのか」
「しけてるねー、冷えてるかー?」
「心なしか酒の味も悪くなるな」
ため息まみれの会場。鈴仙は単なる被害者だが、こんなムードにしたのは彼女のせいでもある。可哀想だが、現実は非情なのだ。
「イナバー、早く早く」
「ひ、姫様・・・・・・」
輝夜はいまいち状況が分かっていないようだが、『オモチャが何かする』くらいには認識しており、のんびりとした表情で鈴仙をせかす。
(これはマズイ。まんまとてゐの策略に引
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