恐怖!紅魔館の悪魔たち その@
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「ゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュゴキュッ」
当の輝夜は妹紅の目の前で一升瓶を一気飲みしていた(真似しないでください)。
「ふぅ、おいしい・・・・・・」シラフー
「ぐぬぬぬ・・・・・・」
明らかに妹紅以上のハイペースで飲み続けている輝夜だが、その表情は全くの素面。全然まだまだいける口だ。
「お前にぃ! 出来て私に出来ないことはないいいい!!!」
若干激昂しながら妹紅は同じように一升瓶を開けて
「だ、ダメだ妹紅! それ以上いけない!」
「ゴキュゴキュゴキュゴキュゴ・・・・・・」
と、妹紅の手が止まった。
「・・・・・・」
「・・・・・・」
会場の視線は既にてゐでは無く、妹紅の方に集まっていた。
「・・・・・・えっと、ちょっといいウサ?」
てゐは何とかこっちにみんなの視線を向けさせようとするが、みんなの視線は固まった妹紅と同じように動かない。
「「「「・・・・・・・・・・・・」」」」
と、永琳がおもむろに立ち上がり、脈を取った。
「・・・・・・」
「し、死んでる・・・・・・」
* * *
藤原妹紅、急性アルコール中毒で死亡!(少ししたらリザレクション)
* * *
「・・・・・・今更死人がでてもあんまり驚かなくなっちゃったな」
「同感です」
既に永琳が不死だとドッピオとジョルノは知っているため「すぐ復活する」と説明されたら直ぐに納得した。
「うわー、ほんとに死んでるね」
「ちんちーん! かわいそ!」
リグルとミスティアはケタケタと笑いながら妹紅の死体をつついていた。
「・・・・・・全く妹紅の奴め・・・・・・。復活した後に説教が必要だな」
慧音は親友が目の前で死んだというのに全く動じる様子もなく、そのまま永琳と晩酌を始めた。
「わーい、妹紅死んだ死んだー(棒)」
輝夜は適当にそう呟いて一升瓶をもう一本開けて一気飲みをする。
まさにカオス! 外来人二人は既に感覚が麻痺し始めていた。
「えーっと、ちょっといいウサか?」
てゐは恥ずかしげに言った。
「何よてゐ。あんた妹紅に邪魔されて話折られたくせに」
そうだそうだー、と適当にはやし立てるリグルやミスティア。彼女たちは本当に子供っぽい。
「ぐっ、そう言っていられるのも今のうちウサ! みんな、ちょっと聞いて欲しいウサ!」
再びてゐの大声により会場の注目は彼女に集まった。
「本日のメインを始めようと思うウサ! じゃあ観覧する人は端に避けて欲しいウサ!」
「はぁ〜? 何言ってるのよてゐ。観覧する人って一体何するつもりなのよ? だいたいアンタみたいなのに耳を貸す奴なんて誰もいやしないわ。さっきだって私を転ばせた挙げ句パイまでブツケて・・・・・・。そんな奴の言うこと聞くのは・・・・
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