恐怖!紅魔館の悪魔たち その@
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泣くの・・・・・・?」
永遠亭の台所はジョルノ、ドッピオ、鈴仙、美鈴の四人でごった返しだった。いくら広い台所といっても大人四人が入れば結構ぎゅうぎゅうである。
ちなみに何で四人で共同して料理を作っているのかというと・・・・・・。
「よっしゃあああああ!! 輝夜!! 飲み比べだ! 絶対負けないからなァ!!」
「ふわ〜・・・・・・いいけど・・・・・・、どうせ私勝っちゃうよぉ・・・・・・ぐぅ」
「あらあら、姫様酒を飲みながら寝ると全身からミミズが這い出てきて死んじゃう夢を見るってそこの虫妖怪が」
「ええええ!? 私そんなこと言ってませんよ!? ていうか何で私たちここにいるんだ!?」
「しーらなーいっと! でも楽しいから私は騒ぐよー! 歌ってもいい?」
「いや、ミスティア・・・・・・。お前の歌は結構やばいからな・・・・・・妹紅や永琳が良くてもあの人間二人には酷だろう。やめてやれ」
「全く、二人とも私が呼んだ(DISCの件で借りがある)んだから感謝して欲しいウサね」
と、まぁ。そこには十人十色人間妖怪人外何でもござれのお祭り騒ぎとなる様相でありまして。
リグル・ナイトバグ、ミスティア・ローレライ、上白沢慧音、因幡てゐ、蓬莱山輝夜、藤原妹紅と見事に永夜組が集結し宴会をしているのだ。(ん? 主人公たちが足りない? 気にするな!)
「しかし、酷い宴会だな・・・・・・」
「僕もここでの宴会は初参加ですが、こんなにバカ騒ぎするとは・・・・・・」
外来人組のドッピオとジョルノは客間で繰り広げられる大騒ぎに若干引き気味だった。
「ははは・・・・・・まぁ、異変の後の恒例行事みたいなもんかな? 今回は魔理沙も霊夢も行動を起こさなかったけど・・・・・・いつもは宴会に主役が二人いるんだけどね」
「へぇー」「誰ですかそれ」
鈴仙は恥ずかしげに言うと二人は興味なさげに答える。
「・・・・・・えっと、うん。なんか凄い二人だよ・・・・・・」
自分の自慢みたいな口調だったのが余計恥ずかしくなり、鈴仙は料理の支度に専念していた。
「そういえば、二人は元の世界では何かされてたんですか?」
美鈴は鍋の火加減を調節しながら尋ねる。
「へ? い、いや俺もジョルノも前の世界の記憶がないからなぁ・・・・・・なにしてたんだろ?」
「・・・・・・僕はきっと『何か』と戦っていました。ぜんぜん思い出せないけど、特別なモノのために」
皿を洗いながらのドッピオののんきな返事とは逆にジョルノは真剣な眼差しでふと呟いた。
「そうなですか、まぁそんな『気』はしましたが」
「? 美鈴さんだっけ? なんでそんなことが分かるんだい?」
美鈴は一人でははぁ、と得心が行った感じで鍋の具のかき回していた。
「あ、私は固有の能力で『気を操る程度の力』がありましてね。生き
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