恐怖!紅魔館の悪魔たち その@
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くれるかしら?」
こんなことは紫にとっては予定調和。現在はドッピオという人格に隠れているディアボロを引っ張り出しさえすればいいのだから。
「いいよ、別に。そんなことより咲夜の居場所を教えなさい」
「そう。なら、私からのお願いはもうないわ。――――十六夜咲夜の居場所は永遠亭よ。そして、そこに殺して欲しい人間も存在するわ」
紫は空間に再びスキマを作り、その先を示した。
「こっちに咲夜がいるのね?」
「咲夜が? 本当に?」
「ええ、・・・・・・これで私は一旦自分の家に戻るけど、素敵な報告を期待してるわ・・・・・・。あ、あとあなたたちの『スタンド』の名前を教えてあげましょう。これで少しは興味がわいてくれればいいんだけど」
するとレミリアはぎぃっと笑って
「よい、話せ」
嬉しそうに言った。捜し物を目前にした興奮だろうか、鼓動がやけに速まっている。
「あなたたちの『スタンド』・・・・・・レミリア嬢のスタンドは『クレイジーダイアモンド』。フランドール嬢のスタンドは『キラークイーン』。そのDISCを頭に挿入することで『スタンド』は発言するわ」
そう言い残して紫は再びスキマの中に消えた。
スキマとスキマの狭間に悪魔が二人。レミリアとフランドールはお互いの顔を見合わせ、レミリアはフランドールを押し倒す。フランはそれを享受する。混ざり合うようにお互いの体、羽、舌、指を絡め合う。二人の吸血鬼の不気味で神聖な抱擁。
「フラン、ねぇフランドール?」
「何かしら、レミリアお姉さま」
「私ね、とってもとってもとてもとてもいいこと考えたの」
「あら、奇遇ね。私もすっごくすっごくすごくすごくいいことを思いついたところだわ」
「まぁまぁ、奇跡みたいね」
「違うよ、運命だよ」
「それでフランの考えついたいいことって何かしら?」
「いや、先にお姉さまの考えからでいいよ。私は後がいい」
「だめよ」
「どうして?」
「不平等だわ。考えたのが私が先で、言うのも私が先なのは不平等だわ」
「そうなのかな? でもお姉さまからでいいよ」
「本当に?」
「うん」
「本当は?」
「私が先に言いたい」
「奇遇ね、私も先に言いたいわ」
「二度目の奇遇は素晴らしいわ」
「この上なく素晴らしいわね」
「だったら提案があるの」
「一緒に考えを言いましょうって?」
「そうよ、それ」
「それね。私もそれがいいわ」
「じゃあせーので言っていこうよ」
「いくよ」
「せーの」
「「私の『スタンド』とあなたの『スタンド』、取り替えっこしない?」」
「うふふふっ」
「あはははっ」
「何でもあの妖怪には思い通りにさせないわ」
「何でも従うと思ったら大間違いよ」
「『殺戮の姫』は私の方がふさわしい」
「『
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