銃弾と氷殼 そのC
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」
鈴仙は弾幕を展開し、その無数の弾幕の間をピストルズは縦横無尽に駆け回りその弾道をひっかき回す。どれもがてんでばらばらに動いているように見えるが、それはピストルズの弾いた弾と弾が連鎖反応的にぶつかり合い――――咲夜の元に到達する頃には彼女を360度取り囲む形で弾幕が展開されていたのだ!!
さすがの咲夜も周囲を取り囲む弾幕の目まぐるしさに特攻の足を止める。隙間なく、美しいほどの弾幕包囲だ。
「す、凄いわあんたたち!」
鈴仙はあまりの美しい攻撃に驚きの声を上げる。
「ジョウデキダゼ!! アトイッパツダ!」
「ヤロウドモ、ネラエッ!」
ピストルズ6体が一つの弾に集まり、弾速を加速させる。
「タタミカケロォ〜!!!」
咲夜は360度囲まれ身動きが出来ず、そのまま全身に鈴仙の弾幕を浴びてしまう!!
「ヨッシャア、ヤッタカ!?」
ピストルズはもくもくと上がる煙の中、被弾した咲夜の様子を見ようと煙付近に停滞していると――――。
ボっ!!
「ウッ、アガッ!?」
「ツ、ツメテェエエ!!!?」
「ウ、ウワアア!! 2ゴウ、3ゴウ!?」
煙から伸びてきた突然の腕に2号と3号は掴まれてしまった!
「フゥー・・・・・・何だ? この程度か・・・・・・??」
十六夜咲夜は――やはり、無傷だった。
そのまま咲夜は手の中の二体のピストルズを冷凍していく。
「ウ、ゴッ!? コ、コオル・・・・・・?」
「アガッ、タ、タスケテ・・・・・・レ、イ・・・・・・」
「や、やめて咲夜!!」
鈴仙は一発、咲夜の顔面に弾幕を放つが――
チュインッ
「は、弾かれたッ!? 今のは私の弾の中で最も貫通力が高いのに??」
鈴仙は愕然としてしまった。つまり、彼女のどんな弾幕もあの鎧には通らないと言うことだ。
「ふふふふ、笑わせてくれるわ鈴仙。雑魚と言っては魚に申し訳ないくらいの低威力弾幕。そんなんだからあなたのこのちっぽけな『スタンド』は――――」
と、咲夜は全身の殆どを凍らされてすでに虫の息の2号と3号を。
「こんな目に遭うのだアァーーーー!!!」
付近の竹に叩きつけようとしたッ!!
「無駄ァッ!!」
バシィ!
と、思いきやその腕は何者かによって弾き飛ばされてしまう。
「むっ・・・・・・?」
「ジョルノ、気を付けろ! 両腕で掴んでくるぞッ!」
「了解ッ!」
ドッピオが指示を出し、ジョルノが闘う。いきなり腕を弾かれた咲夜はピストルズを手から落とし、ジョルノに向き直り腕を伸ばすが、やはりそれも弾かれてしまう。
「無駄無駄ァッ!」
「ジョルノ! 冷気の固まりを向けてくるぞ!! 背後に飛べ!!」
うざったく思った咲夜がスタンドパワーを込めると瞬間冷凍の冷気がスーツから噴出
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