銃弾と氷殼 そのC
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なネコミミの付いた氷殻、無駄に容積の空いている胸元・・・・・・おっと誰か来たようだ。
彼女の新たな世界が出来上がる。一瞬にして周囲は氷に囲まれた。その中心に立つのはまさしく『氷上の姫騎士』。美しさすら感じられるが――。
そこには怒れる狂気があった!
「ねぇ、『瀟洒』って言葉があるじゃない? あれ、この前鬼たちに教えたら『へぇー、すっげえ良い響きだな』って言ってたのよ。私の二文字でもあるわけだし、気分が良かったのよねぇ〜〜〜〜。でもよぉ〜、そのロリ鬼なんっつったと思う?『酒って感じが入ってるのが最高にハイだな!』って言ったのよ?」
「・・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・?」
突然何かを話し始める咲夜。唖然に三人が思っていると・・・・・・。
「っざっけんじゃあねええええ!! 舐めてんのかクソッ!『瀟洒』って漢字はどう考えても『酒』じゃあねえだろッ!『洒』だよッ! さんずいの右側は『酉』じゃなくて『西』だろッ!!! クソックソッ!!」
その怒りを気に、彼女の周囲は更なる極低温に包まれたッ!!
「――――間違いない! 『氷のスタンド』!! スタンド像が見えないが、はっきりと彼女を中心にスタンドエネルギーが感じられます!」
「圧倒的な冷気・・・・・・! 油断してると私たちまでカチコチよ! ジョルノ! 早く決着を付けないと・・・・・・やられてしまうわ!」
鈴仙は両手を合わせて銃の形にし、いつでも迎撃できるようにピストルズを自分の周囲に配置する。ジョルノもそれに合わせて『ゴールド・エクスペリエンス』を出す。ドッピオは前髪を透かし見て、未来を見ることに集中していた。
それを見た咲夜が一言。
「くくくく・・・・・・何だ、貴様等のよわっちそうなスタンドは・・・・・・。滑稽だな・・・・・・貴様等にも我が『時を止める程度の力』は全くの無用だな。すばらしき『ホワイトアルバム』の実験台として・・・・・・華々しく散るとするがいいわッ!!」
と言って、姿勢を屈める。
「・・・・・・?? な、何をする気なの?」
不可解な彼女の言動と行動に鈴仙が身構えると、直後に咲夜は三人の方へと全力で突っ込んだ。
「――ッ! よ、避けろ鈴仙! ジョルノ! そいつは『硬い』ッ!!」
ドッピオは自身の見た未来で二人の攻撃が全く通っていないのを見てしまった。――この未来は実現するッ!!
「って言われても・・・・・・ッ! ピストルズ! 包囲した後、顔面狙いよッ! 動きを止めるの!」
「ここで黙って下がるわけには行きませんからね・・・・・・! 僕をあまり舐めないで下さいよ!」
二人はドッピオの忠告にお構いなしに咲夜と真っ正面からぶつかり合う!
「ヨッシャアアアア!」
「イクゾテメェーラァアー!!」
「キャッッハァーー!!
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