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ボスとジョルノの幻想訪問記
銃弾と氷殼 そのC
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 迫ってきたナイフを撃ち落とした。
「――っ、はぁッ!! ぶ、無事なのよね?? 全部、落としたのよね??」
 鈴仙は瞑っていた目を開くと、全てのナイフが地面に落ちているのを確認できた。と、心配そうに地面を見ていると顔に衝撃が。
「痛いっ!」
「コォルァ! レイセンテメェー!! オレタチガムカッテクルナイフスラウチオトセネェトデモオモッテンノカ!?」
「ソーダゾ! ナメテンジャアネェー!」
「2、2ゴウ。3ゴウ! ヤ、ヤメヨウヨォ〜・・・・・・タスカッタカライイジャンカ〜・・・・・・」
「ウルセェー!! ナカスゾ5ゴウ!!」
「い、いふぁい! あやふぁるから、ほっふぇ抓らないれ〜!」
 ピストルズはやいのやいの言いながらも鈴仙のほっぺたは相変わらず抓っていた。
 と、そこにドッピオとジョルノが追い付いてきた。
「何とか無事だったみたいで良かったですが・・・・・・鈴仙、勝手な行動を取られると本当に危険ですよ?」
「・・・・・・しゅん。ごふぇんなひゃい・・・・・・」
 鈴仙はしょんぼりしてうなだれる。ほっぺたは抓られたままだが。
「でも、私が助かったのはこの子達だけじゃない。ドッピオの声が無かったら、きっと私・・・・・・」
 ドッピオは目をぱちくりさせて「お、俺ぇ?」と言いたげだった。
「・・・・・・ですね。ドッピオが居てくれて助かりました。さっき言ってたことは前言撤回します」
「お、おいおい・・・・・・照れるだろ、よせよ・・・・・・」
 まさかここで自分がこんなに誉められるとは思ってなかったので若干顔を赤くするドッピオ。
「テメェー! ドッピオナンカイナクッテモ、オレタチデカッテニヤッテタゼ! ナァミンナ!」
「うえええ! だから抓るなっての2号ーー!!!」
 再び2号からほっぺを抓られていると、1号が突然声を荒げる。
「! オイ、オマエラッ! マエ、マエ!」

 ――――そこには一人。
「・・・・・・そうか、あなたも・・・・・・スタンド使いなのね?」
 『スタンド使い』という言葉を聞いて三人はそちらを向いた。
「ナイフの弾幕で100%断定できてたけど・・・・・・やっぱりアンタか」
 鈴仙はその人間に見覚えがあった。同じ従者的なポジション。気苦労の耐えない毎日。愚痴を交わし会う同士。そして男運のない27歳!
「十六夜咲夜ッ!!」
 ――この時、ドッピオとジョルノは咲夜と初対面ではある。しかし、彼は違った。しっかりと『覚えていた』。

(こいつは一度会っている!! 謎のナイフ術を使ったメイドだ・・・・・・。あのときはトリックが全く分からなかったが・・・・・・今なら分かる!! 一瞬だったが、この女・・・・・・『時間を止めた』!)

 ディアボロははっきりと『覚えていた』のだ! 最初に、彼が幻想郷に
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