銃弾と氷殼 そのC
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んとまぁ滑稽な・・・・・・。
「URRRRYYYY!! この後に及んで舐めた口を! まずはその舌からカチンコチンにしてやろうかァッ!!」
「だから、心配ないですって。ドッピオ、僕のラッシュに見入ってて未来を見るの忘れてませんか?」
と、ジョルノはにやり。笑っていた。
「――――はッ!?」
その表情に何かを感じ取ったドッピオは急いで『墓碑名』により未来を見ると・・・・・・。
「こ、これはッ!?」
「どうしたの!? 何が見えるの!?」
ドッピオは恐ろしいものを見たようだった。
「いや、すぐに・・・・・・鈴仙にもわかる。あれをみろッ!」
と、ドッピオと鈴仙は咲夜を見る。
「ふんっ、がたがたとつまらんことを抜かすわね・・・・・・。何かわからんが食らえッ!」
と、咲夜がジョルノを凍らせようとしたときだった!
「・・・・・・??」
自分の氷の衣装の内側に・・・・・・何かがいる――!?
「う、ウウワアアアッ!!? な、なによこれぇーーーー!! しょ、植物!? 気味が悪い、全身に、スーツの内部に根を張ってるわッ!?」
そうッ! 咲夜の『ホワイトアルバム』のスーツの中には大量の植物が成長していたのである!
「それは名を『ジャイアント・ホグウィード』。聞いたこと無いですか? 植物図鑑にたまに載ってますよ? 『第一級危険生物』としてね」
「な、どうして『植物』が内部に!? どうして育ってきているの!?」
咲夜の疑問は当然だった。植物がここに生えることもおかしいが、極低温の中で成長するのもありえないのだから。
それには首を掴まれたジョルノが答える。
「それが僕の『ゴールド・エクスペリエンス』の能力。このスタンドが触れたものを生物にする能力。更に、生まれた生物は生まれた『環境』に適応するッ!」
彼が元の世界で毒のワクチンを作るために毒のある環境で生み出した生物から抗体を取り出したのと同じ原理ッ! とある『環境』で生まれた生物はその『環境』に適応するのだッ!
「そして、もう一つ。その植物はさっきも言ったように『第一級危険生物』。見た感じは麻のようだが・・・・・・」
咲夜のスーツ内で成長を進める植物か咲夜の右腕の皮膚に触れた途端――。
ぶちゅっ!!
気味の悪い音を出して葉から白いどろっとした液体が染み出してきたのである!
「きゃあああああああ!!?」
あまりの気持ち悪さにたまらず咲夜は悲鳴を上げた!
「――それには触れない方がいいですよ。それに触れた箇所はその後数年間、日光に当たると炎症を起こして皮膚が壊死するそうです」
「――――ッ!?」
それではまるで吸血鬼みたいなものじゃない!? 咲夜は自分のスーツ内でどんどん成長する植物を見て涙を流す。このままじゃ、全身にこの『
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