銃弾と氷殼 そのA
[2/10]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
が病室に入ってきた。
* * *
しばらくして、永遠亭は落ち着きを取り戻し今後のことについて話し合っていた。
「・・・・・・まさか、というかやっぱりか。優曇華にも『スタンド』が発現するなんて」と、永琳。
「複数体の自我を持ったスタンド・・・・・・僕には昔の記憶は完全に残っていませんが、これに近いものは何となく覚えています。――何だか、懐かしいような」と、ジョルノ。
「いやー、しかし驚きウサ。『スタンドは自己の精神の具現像である』っていうジョルノの言葉を信用するなら・・・・・・鈴仙あたしに気があったんだー」と、ニヤニヤしながらてゐ。
「そ、そんなわけないでしょー! ば、ばっかじゃないの!?」と、鈴仙。
四人は四者四様の感想を述べる。
「レイセン、レイセン!」
と、鈴仙のスタンド『セックスピストルズ』の内の一匹、額に1と書かれたミニてゐが鈴仙の耳元へと上ってくる。
「な、何よ・・・・・・1号。何か気になることでもあるの?」
「イマスタンドツカイハレイセント、ソコノジョルノッテヤツダケダ! ダカラ、スタンドツカイニナッタオマエニハキニナッテイタジョルノノスタンドモミエルゾ!」
もちろん、その言葉はジョルノにも聞こえており。
「あ、そうですね。鈴仙もスタンド使いになったから、僕の『ゴールド・エクスペリエンス』が見えるはずですよ」
「・・・・・・? 今、その『1号』っていう優曇華のスタンドが何か言ったのかしら?」
永琳とてゐには1号の言葉は聞こえないためジョルノの言葉から推測するしかできない。
だが、言っていることは何となく分かった。
つまり、鈴仙はもうスタンド使いになったという事実、それに応じて彼女にもスタンドが見えるようになったということ。
「そ、そうね。ジョルノのスタンドか・・・・・・見てみたいわね。というか、何で1号はジョルノのスタンドを見たいって思ったのかしら?」
「ソリャ、オレハレイセンノセイシンノグゲンダカンナ! ナントナクダガ、オレタチトレイセンハドッカデツナガッテンダ!」
「へー・・・・・・、飯ってあんた達が言ったとき、一番ほしいのが『人参』って分かったのも、そのためなのかな・・・・・・?」
鈴仙は一人で得心する。
「あー、ごめんジョルノ。話切っちゃったね。スタンド見せてくれる?」
「いいですよ、じゃあ・・・・・・『ゴールド・エクスペリエンス』」
バァアアーーーーz____ン!!!
突如としてジョルノの背後に金色のスタンド像が現れた!
「・・・・・・うわ、強そう。大きいし、名前の通り金ぴか。何この格差・・・・・・全然ジョルノに勝てる気がしないわ」
あまりの自分のスタンドとの格差に鈴仙は呆然とする。ジョルノのスタンドは鈴仙のそれより遙かに大きく、力が全身に漲って
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ