銃弾と氷殼 その@
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ボスとジョルノの幻想訪問記2
前回のあらすじ
死に続けるボス!
なぜか幻想入りし、記憶を失ったジョルノ!
27歳の咲夜さんの憂鬱!
酒臭い鬼たち!
気苦労が耐えない鈴仙!
ケツの穴がピンチなてゐ!
・・・・・・そして、謎の円盤!
以上!
銃弾と氷殻@
ディアボロは目を覚ました。いつものくせで瞬時に状況を判断しようとするが出来なかった。頭に霧がかかっているみたいで、状況をうまく飲み込めないのだ。
「・・・・・・」
体を動かそうにも思うようにうまくいかない。声を出そうにも何かが喉をつっかえている。
(・・・・・・? な、何だ・・・・・・俺は・・・・・・?)
いまいち状況が飲み込めない彼の耳に、襖が開くような音が聞こえた。
「気分はどうかしら、鈴仙」
「あ、お師匠様。何とか、落ち着いてきました・・・・・・」
と、二人の女性の声が聞こえる。声色からして『少女』ではないようだ。
「あなたもご苦労ね、――――君」
(・・・・・・ッ!!?)
彼の耳に聞いてはいけない単語が聞こえてきた。今、この女は何て言ったんだ? 確か、何度も聞いたことのある・・・・・・。
「――――はい。かまいませんよ」
(な・・・・・・ッ!?)
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
(何ィーーーーーー!!!)
そう! 彼の聞いた名前! それに呼応して返事をした声! 一生頭から離れないであろう恨み、憎むべき相手! 彼の絶頂を終わりにした張本人!
(ジョ・・・・・・)
ジョルノ・ジョバァーナッ!!! がッ!
なんと、ジョルノ・ジョバァーナが目の前にいる! しかも、こちらに気付いてはいないようだ!
(く、ジョルノ・ジョバァーナ・・・・・・! 何の因果で貴様に会えたかは分からんが、今ッ! ここで葬り去ってやる! ここで終わりが無いのが『終わり』を終わらせてやるッ!)
だが、そんな敵意を持ってしても彼の肉体は動かなかった。
(クソッ! 何故体が動かないんだ! 今までこんなことは・・・・・・)
その時、ジョルノはディアボロの方を見た!
(・・・・・・!! ヤバイ、気付かれた・・・・・・ッ!)
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
しかし、ディアボロの絶望感とは裏腹にジョルノはふい、と先ほどの女の方を向きなおり。
「彼、目が覚めているみたいですよ。どうやら体は動かせないようですが、意識は回復したみたいです」
「あら、良かったわ。死んだりしちゃったらてゐの穴がもっと広がる羽目になるところだったわね」
「・・・・・・何か残念そうな顔してません? 師匠・・・・・・」
と、和気藹々としている。
ディアボ
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