プロローグ ~ディアボロが幻想入り~
[17/20]
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
か鈴仙と永琳さんの禁断の子供みたいな」
「お前は何を言ってるんだ」
「言ってみただけです。まぁ、端から見ればあなた方は家族に見えますからね」
「・・・・・・」
またこいつは惜しげもなく恥ずかしいことを・・・・・・。
――――ぽちゃん。
「って、あれ? 今何か池に落ちたような・・・・・・」
気になった私は縁側を降りて庭の池をのぞき込む。
「何やってるんですか、落ちたら即死ですよ」
「あんたはこの池を何だと思ってるのよ・・・・・・」
ジョルノが少々バカにしたように言ったが、私はまだ波紋が立つ池を凝視した。
何かがある。黄色い何かが・・・・・・。
「なんか落ちてる」
「なんかって・・・・・・今いち要領を得ませんね・・・・・・」
「拾ってみよ」
「あっ、こら。落ちますよ。僕が腕を掴んでおくので鈴仙はなんやかんやで頑張ってください」
「自分が取りに行こうって発想は無いのね」
「服が濡れるのはいやです」
まぁ、ジョルノが私を押さえて(二回くらいわざと落とそうとしやがったが)くれたおかげで池の底に落ちていたそれを引っ張りあげることが出来た。
「・・・・・・よし、取れた! って、何これ。円盤??」
と、私は塗れた手を振りながら手に入れた謎の黄色い円盤を眺める。
もしかすると、と思い光にかざして見ていると・・・・・・。
「・・・・・・ッ!? れ、鈴仙! 危険だ! 今すぐそれを投げろ!!」
「え、えぇ!? は、きゅ、急に、何? 何なの?」
ジョルノが急に大きな声を出すので驚いた私はその謎の円盤を手からこぼしてしまう。
そして信じられないことに私の顔にぶつかったそれは瞬時に視界から消えてなくなった。
「あ、あれ? ジョ、ジョルノ? 今のはどこに・・・・・・どこに行ったのかしら?」
と、私が後ろに立っているジョルノを振り返ると彼は何か異常なものを目の当たりにしたかのような形相で叫んだ。
「れ、鈴仙ッ!! 顔だ、円盤が顔に刺さってるッ!!」
その異常な焦りようと声色でこれが尋常ならざる事態だと察知した私は急いで顔に手をかけると・・・・・・。
ぐにっ。
「う、っわああああああああ!!? な、何よこれ!? 顔に、円盤が入っていくううううううううう!!???」
「れ、鈴仙――――ッ!!!」
私たちの叫びが永遠亭の庭に交錯した。
* * *
ずぶずぶずぶッ! と、円盤はどんどん鈴仙の顔に入っていき――――。
「く、『ゴールド・エクスペリエンス』!! 鈴仙からさっきの円盤を取り出せぇええええ!!」
ジョルノは瞬時にスタンドを出し、鈴仙の脳内に入っていく円盤を掴もうとするが・・・・・・間に合わなかった。
「うわああああああああああ!!! な、何これ、私どうなっちゃうのおおお
[1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ