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ボスとジョルノの幻想訪問記
プロローグ ~ディアボロが幻想入り~
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「おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい、パルスィパルスィ〜〜〜〜。聞くなよ、そいつの話をよ〜〜〜〜」
「あああああ? いいじゃねぇか別に減るもんでもないしさぁぁ」
「ざけんなよ萃香。私の話をネタにして私のパルスィを奪おうって魂胆かぁぁ?? 見え据えてんだよこのトンチキがッ!!」
 二人の鬼が酔った勢いで間にいる妖怪女を口説いている間。
 ディアボロは隣で『溺死』していた。

 遡ること15分前。
「ほらほらほらほらほらほらほらほらほらほらほら、ディアボロだっけ? 遠慮はいらんよさぁさぁ飲みたまえ飲みたまえ」
「据え酒飲まぬは人の恥、だぜ? しみったれた雰囲気なんて酒飲んで消しとばしちまおうぜ?」
 ディアボロは半ば強制的に二人の鬼から晩酌されていた。
「・・・・・・も、もうやめてくれ・・・・・・。は、吐きそうで死にそうだ・・・・・・」
 ディアボロは顔面蒼白の状態で既に生死の境をさまよっていた。
「(く、・・・・・・そ・・・・・・意識が、飛びそうだ・・・・・・! こいつら断ろうにもスタンド以上のパワーでこちらを拘束してくる・・・・・・! 割と華奢な俺では全く歯が立たん!)」
 と、小さい方の鬼が巨大な杯をどこからか取り出した!
「勇儀勇儀〜。こいつを一気呑みさせてみるってのはどうだい? 瀟洒じゃねぇ?」
「いいなそれ。瀟洒って言葉は何だか知らんが、酒って漢字が入ってるから気に入った! やらせよう」
「(な、何だその大きさの杯はッ!? ピザを乗せる皿より大きく、グラスより底が深いぞ!?)」
 そんな量の酒を一気呑みなんてしたら急性アルコール中毒で死んでしまう。そんなコンパで調子に乗った大学生みたいな死因は嫌だ。
 と、ディアボロが必死に抵抗を試みるも無惨。
 すぐに体を固定され小さい方の幼女鬼から大量の酒を流し込まれる。
「ほれほれほれほれほれほれほれほれほれ〜〜〜。私の瓢箪からも追加しているから飽きるほど飲めるぞ〜」
「が、ぼッ!?(なんだこの量は!? まるで鉄砲水に飲まれているかのようだ!? 杯の許容量を完全にオーバーしている・・・・・・!? だ、ダメだ・・・・・・息が・・・・・・)」
 その様子を見ていたパルスィはため息をつきながら。
「全く・・・・・・。ほどほどにしなさいよ? あなたたちは酒のこととなるとホントに好き放題ね」
「おお? パルパルが嫉妬してるぞ?」
「構ってもらえなくて寂しいのか?」
「ばっ、そ、そんなんじゃあないわよ! バカらしいわね! ぱるぱるぱる・・・・・・」
「悪かった悪かったって。一緒に飲もうぜパルスィ」
 と、勇儀がパルスィの方に歩いていった。
「おい萃香。いい加減にその辺でやめとこうぜ。死んじまうぜその人間」
「分かってるって。でもこの杯分は飲ませないと
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