プロローグ
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「ふわぁああああぁぁ」
なんともまぬけな感じのする欠伸をしているやつがいた。
その後、目覚ましを見てから。
「んー、まだこんな時間かよー……」
そう言ってボーっとし始め。
「……寝る」
ぼてっと倒れて再び寝始める。もう寝息が聞こえ始めた。
そいつが二度寝してから数分後、そいつの真上に突如光の球が出現し、輝きだす。
光はどんどん強くなるがそいつは熟睡している。
そして光が部屋を覆って消えた後、そいつの姿は部屋から消えていた。
とある場所にて。
一人の男が、ヤマタノオロチを封印したと言う場所に来ていた。
男はヤマタノオロチを封じ込めてると言う月呼に近づいた。
伝承を迷信だと思っていたのだろう、男は月呼を引き抜いた。
するとヤマタノオロチが復活した。
男はヤマタノオロチを見て震え上がり、月呼を落として逃げてしまう。
ヤマタノオロチが復活した事で空は黒い雲に覆われ、呪いに満ちた。
だがヤマタノオロチの呪いを免れた村が一つだけあった。
神木村と呼ばれる村だ。
そしてその神木村の御神木のある所に、一人の精霊がいた。
木精サクヤ姫だ。
サクヤ姫は自信の守ってきた神器である鏡を出し、それを元の持ち主に返す。
鏡はサクヤ姫の手から離れ、飛んで行き、近くにある白野威という狼の像の所に来た。
その瞬間、鏡は炎を出し、像は真っ白な体に赤い隈取をした狼になる。鏡は炎を出しながら狼の背中の上でくるくる回りながら浮いている。
狼は一声小さく鳴き、体を震わせた後、今度は大きく遠吠えした。
「ワオーーーーーーーーーーン!」
遠吠えがやんだ後、ひゅーっという音が聞こえてきた。
「「?」」
鳴いた本人も、サクヤ姫もその音が分からず、音の元を見ようと上を見上げ、びっくりして咄嗟にかわした。
どさ!!
「いってぇぇぇぇぇぇぇ!!??」
空から人……ではなく白い狼が降ってきた。狼は空から降ってきてそのまま背中を思いっきりぶつけた。とても痛そうだ。
「え?っちょ?なんで?なんで背中がこんなに痛いの?っていうかさっきの衝撃なに!?」
涙目になりながら転げまわって混乱している。サクヤ姫達は唖然としてそれを見ている。
しばらくその狼は転げまわり、ようやく落ち着いたのかぐてーっとし始め。
「う、うう、大分痛みが引いてきたー……」
サクヤ姫はようやく落ち着いた狼をじーっと見始める。
よく見ると、先ほど自分が鏡を返した狼とそっくりの蒼い隈取をしている。
ぐてーっとしている狼に、赤い隈取をした狼が近づく。
「くぅーん」
「なんだ?この犬。赤い隈取して……ってなんか背中に燃えてる鏡が浮いてる
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