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Fate/staynight/the/crossovermoment
聖杯戦争逆光編
終末の禁忌
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把握する有能で優秀な吸血鬼モドキは『神』に申請せず。勝手に聖杯戦争のルールを書き換えた張本人だ。
「え?・・・大丈夫なのか?」
「多分」
「多分って!?
君は何を・・・」
投げ出された長方形の塊に言葉を遮られた。その長方形の塊には文字が掘られていた。
『今回の聖杯戦争は今迄の聖杯戦争で最高に盛り上がる。
宴の花火は打ち上がった。余興は最後に笑った奴が勝利する』
最初、『ラカンド・シアス』は意味を理解出来ず困惑した。
が、意味を理解する。今回の聖杯戦争に出場する英雄を英霊を魔術師を思い出す。今回の聖杯戦争は前回の聖杯戦争で失敗を重ねた成功を重ねた『奴』が参加する。真の聖杯戦争の開幕は必然『最後』の晩餐は開かれる。
「奴は『神』が恐る『宝具』の所有者だ。
神を殺す為に創られた『槍』神が求める『決戦』は僕達の手で彩る」
codename『神』吸血鬼モドキ達に吸血鬼の力を与えた『最強』『最恐』『最凶』の魔術師。
大層なcodename『神』は神の存在を否定する。神を信じない『神』は何故、神を名乗るのか?簡単だ。『神』は『神』を創世する者に成りたいからだ。bloodcrossを人間の進化系を創り出した『神』は慢心する。神は敵を知らない。何者も『神』を超える者が存在しないからだ。神は危険を求めている。自分の敵を天敵をライバルを『神』は求めている。
「僕は僕達は『神』に恩を返す。
災厄のプレゼントと共にね」

学生服が窮屈だ。最近は私服姿で行動する機会が多かったので堅苦しい学校の制服は変な気分に・・・重い肩を馴染ませ足を動かす。魔術回路は安定冗長、暴走する心配性は感じない。暴走する危険性が怖くて登校を控えたんだが、休み過ぎたかね?
「体調は大丈夫?」
先輩 遠坂 凛は俺のダルイオーラを見て言う。
「絶好調・・・と言いたいですが。
不調と好調の境目ですかね」
「要するにダルイのね」
「まぁ・そうです」
通学路が久しく感じられる。非現実を求めた自分が歩いた道、以前の俺が普通に歩いた道だ。非常識を求めた以前の俺が普通に違和感を感じず『普通』に歩いた普通の通学路だ。変化を迎えた人間の心情は変化を迎える前の人間に比べ別の物に感じられる程に・・・視界がクリアだ。
「魔術回路の方は?」
「今は・・・・落ち着いてます」
今は・・・・・だ。俺は俺自身の魔術回路を扱えない。言い方を変えれば完全に扱えば暴走の危険のリスクが高まる。望んだ力はじゃじゃ馬で暴れ馬だ。二つの特性を含んだ魔術回路は命令を受付けず中途半端な行動を取る。
「魔術回路が不完全・・・『アーチャー』は時期に慣れるって言ってたけど。
慣れは訪れるのかしら?」
「アイツは俺以上に投影に長けた魔術師です。
奴の言葉は信用出来ます」
「ふ〜ん」
遠坂は意味有りげに言う。
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