アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十話 前人未到のクエスト
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あれから準備を整えたソレイユたち五人はクエストフラグを立てるため、問題となっている六十層にある小さな村にむかい、無事フラグを立てることはできたのだが、時刻はすでに夕暮れ時であった。
「・・・・なんでフラグを立てるだけでこんなに時間を食わなきゃならないのよ・・・・」
げんなりしながらそうつぶやくリズベットにほかの女子一同は激しく同意していた。げんなりしていないのはソレイユくらいであったが、どこか納得していない様子であった。それにきずいたルナは気になったので尋ねてみた。
「どうしたの、ソレイユ?」
「ん?いや、何か引っかかるんだよなぁ・・・」
「引っかかる?」
「・・・・ん〜、いや、なんでもねぇや。とりあえず噂の遺跡に行ってみようぜ」
「い、今からですか?」
「ちょっ、今日はもういいんじゃないかな」
アスナの言葉に頷く女子一同だったが、次のソレイユの言葉でその言葉は覆された。
「それでもいいけど、明日になってフラグ立て直しになんてなったら・・・」
「「「「・・・・・・・、行きましょう。いますぐに!!」」」」
異口同音で帰ってきた答えに面を食らったソレイユだったが、四人はそんなソレイユを無視して噂の遺跡を目指して歩き出していった。
◆
数十分後、たいした問題もなく噂の遺跡前にソレイユたち五人はたどり着いていた。ソレイユたち一行はさっそく遺跡の入り口探索を開始するが、噂通り入口らしい入り口は見当たらず入ることができないでいた。
「ないね、入り口・・・」
「そうだな」
ルナのぼやきに同意するソレイユ。女性陣はげんなりしている様子であったが、ソレイユは特に疲れた様子もなく、遺跡をじっと見つめながら考え事をしているようであった。
「水路も見たし、窓もないか探してみたが特に見当たらず、か。・・・・・となると、俺らはまだフラグを回収しきれてないということになるということか・・・・・」
「?さっきから何ブツブツ言ってるのよ?」
「いや、思ったんだ。なんでこの遺跡には入り口がないのかなって」
「・・・・・で、だからどうしたのよ?」
「そこで考えてみたんだが、おれたちは回収すべきフラグを回収しきれてはないのではないのかってね」
「「「「?」」」」
ソレイユの言葉の意味が理解できていない女性陣はこぞって首をかしげていた。そんな女性陣に懇切手稲に説明していく。
「いいか、今回は簡単に説明するために、フローチャート(流れ作業図)と呼ばれるものを使って説明するぞ。まずはじめに俺たちがクエストを受ける、ということをスタートと考えた時、ゴールはそのクエスト内容をクリアすることだ。その間にいろいろとやらなければならないことがあり、それらをすべてクリ
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