暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜漆黒の剣聖〜
アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十話 前人未到のクエスト
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るソレイユ。それをきいたアスナ、ルナ、リズベットは顔を背けていた。そんな三人を見たソレイユは、ウインドウを操作して、記録結晶の画像が保存してあるウインドウを開き、可視化して女性陣に見えるようにした。

「これ、見てみ」

ソレイユに言われた通り可視化されたウインドウをのぞいてみると、そこにはルナ、アスナ、リズベット、シリカの寝顔がバッチリとおさめられていた。それを見た女性陣は顔を赤くしながらソレイユに詰め寄っていく。

「ちょ、ちょっと、どうしてあんな画像があるのよ!?」

「撮ったからに決まってるだろ」

「なんであんなところを撮ったの!?悪趣味だよ!!」

「男の前で無防備に寝顔をさらすお前らが悪い」

「だ、だからって、不謹慎すぎます!?」

「人が話しているときに話を聞かずに寝ていることも不謹慎だぞ」

ルナを除いた三人が夜空に詰め寄っていくが、その悉くを返していくソレイユ。唯一、詰め寄っていかないルナはやれやれ、というような表情でそのやり取りを見ていた。
ソレイユとある程度長い付き合いがあるせいか、ソレイユのこういったことに対する耐性がついてしまったらしい。
それを嘆くべきか、喜ぶべきか迷うルナであった。

「まあ、あれだ・・・。総合的に見て寝ていたお前らが悪い」

「し、仕方ないじゃないっ!あんな長ったらしく話されたら・・・・・」

「・・・わからなくもないけどさぁ・・・・・・」

クエストを受ける際に聞いた話というのが、クエストに関することだけではなく、村長の幼少期から今までの苦労話や武勇伝が聞かされる始末であった。しかも、肝心のクエストに関する遺跡の話しがされるのがほぼ最後のほうであったのだ。
ちなみにクエストに関する遺跡の話が出てくるまで、ざっと六時間は要した。そんな長ったらしい話を真面目に聞くプレイヤーのほうがまれであろう。

「まあ、だからこそ誰も気づかなかったんだよ」

「どういう意味?」

「話を聞いてさえいないのに、こんな場所わかるわけないだろ?」

その言葉を言い終えるとともに歩みを止めるソレイユにならって女性陣は歩みを止めた。ソレイユの視線の先には、裏路地の隠れた名店と言いたげな雰囲気の店があった。

「村長さん曰く、幼馴染であるこのバーのマスターと一緒に冒険に出た際、ある遺跡を発見したらしいんだ。その遺跡は妙な遺跡で入り口どころか、窓一つ見当たらなかったらしい。そこで二人はその遺跡の周りを探索していくことにした。すると、隠れた入り口があることにここのマスターが気が付いて、その入り口を使い遺跡の中へ入り、モンスターやトラップがあって危険だったが、奥に進んで行くと光り輝く鉱石に覆われたドラゴンがいたらしい。しかし、自分たちがそのドラゴンにかなうはずもな
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