アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第十話 前人未到のクエスト
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アすると、ゴールにたどり着くという訳だが、それらをこなせないことがあったり、やるべきことをやっていなかったりすると先には進めなくなってしまったり、ある程度やり直しを食らうときがある。こういう風にな」
説明しながら、いつの間にか取り出した紙へ図を描いていくソレイユ。女性陣は真剣な表情でその図を見ながら、ソレイユの説明を聞いている。
「実際の状況に当てはめてみると俺たちはここにいる。おそらくやるべきことをやっていない、もしくは回収するべきフラグを回収しきれていないのではないかと考えられる。推測だが、今の俺たちは後者だと考えられるんだ」
「フラグを回収しきれてない、と?」
「ああ、何かしらあるに違いないぜ。例えば、村長の話し・・・の・・な・か・・・・」
「?どうしての、急に黙ったりして・・・?」
いきなり黙ったソレイユにルナが不審に思って尋ねるが、考え込むソレイユは何の反応も見せなかったが、少しするとどこか納得の言った表情で頷いていた。
「ああ、そうか。そうだったのか」
「いきなり何よ!わかるように説明しなさいよ!」
「わかった、わかったんだよ。この遺跡の謎が」
「ほ、本当ですか!?」
「ああ、なるほど!くそ、見落としてたぜ。それは盲点だったな」
一人で納得しているソレイユに我慢の限界が来たのか、リズベットがソレイユに問い詰めようとするが、それより先にソレイユが女性陣に向かって口を開いた。
「五十層のアルゲートに行くぞ。歩くのがめんどくさいので転移結晶を使っていく準備しろ」
「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!ちゃんと説明してくれないとわからないわよ!」
「説明するよりも実際見たほうが早い。いいから行くぞ。転移!アルゲート!」
言うや否や、ソレイユは転移結晶を使ってアルゲートに飛んだ。女性陣も慌ててアルゲートに飛ぶために転移結晶を出していた。
◆
五十層アルゲート
いつもは猥雑といているこの街ではあるが、夜が遅いためなのか、プレイヤーもまばらだった。そんな中を歩いていくソレイユたち一行。先頭を歩くソレイユの足取りはしっかりとしているもので、迷ったりしている様子はない。
「で、さっきのことなんだけど・・・」
「ああ、わかってるよ。今向かってるのは村長の友人っていうNPCが営業しているバーなんだ」
「ちょ、ちょっとまって。村長の友達が営業しているってなんでわかるの?」
アスナの疑問に女性陣はこぞって首を縦に振っているが、それを見たソレイユは呆れ返っていった。
「・・・・・話を聞いてなかったのか・・・・・。まあ、確かにお前ら全員ほとんど寝てたもんな・・・・・」
「それって、村長さんの話しの時ですか?」
シリカの疑問を首肯す
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