第六十七話 翡翠の槍使い
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がないと言っても許さないぞ!!」
スティングモン［…っ!!この感覚は…賢ちゃんの…賢の想いが僕の中に流れ込んでくる］
D-3から紅色の光が放たれ、スティングモンが姿を変える。
スティングモン［スティングモン超進化!ジュエルビーモン!!］
賢「ユニゾンエボリューション!!」
スティングモンと賢は融合すると、見る角度によって色が変わる綺麗な鎧を纏った昆虫型デジモン。
その鎧は頑丈で、目をくらませる効果もあり、華麗に戦う格闘のエキスパートととも言われているジュエルビーモンに進化した。
大輔『進化した!!』
フェイト『きっと賢のはやてへの愛に紋章が反応したんだよ!!』
大輔『優しさの紋章なのに?』
フェイト『……愛の中にある優しさで進化したんだよ!!』
大輔『何てこじつけだ…』
ジュエルビーモン［スパイクバスター!!］
槍を振るい、衝撃波を繰り出すが、デジタマモンは再び殻に篭る。
フェイト『あの殻を何とかしないと!!』
賢『大丈夫、キノコを食べて暴走してるならキノコを吐き出させればいい』
大輔『なるほどな、行くぜフェイト!!』
フェイト『うん!!』
エアロブイドラモンがデジタマモンをアッパーで空中に打ち上げた後、ゴールドブイドラモンが相手の落下地点に移動し頭突き、回し蹴りのコンボを決めた後、回し蹴りを喰らって地面に転がったデジタマモンをサッカーボールのように蹴っ飛ばす。
ジュエルビーモン［スパイクバスター!!］
そしてジュエルビーモンが必殺技を繰り出し、フィニッシュするという豪快な連携ラッシュ技を叩き込んだ。
デジタマモン［うげえ!!］
衝撃でデジタマモンがキノコを吐き出した。
それを確認した大輔達はパートナーを退化させ、融合を解除した。
大輔「大丈夫かデジタマモン?」
はやて「スープ作ったんやけど…食べる?」
デジタマモン［ありがとうございます…］
賢「それにして、料理人がキノコ食べて暴走なんて洒落にならないよね…」
フェイト「拾い食いはよくないってことだね…」
こうしてキノコ拾い食いによる暴走事件は終わりを告げたのだった。
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