第3章 新たなる好敵手
第12話 遊雅の才能
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アペライオの咆哮と同時に、遊雅のフィールドを逆巻く炎が蹂躙する。
《フレスヴェルク・ドラゴン》は、あっという間に炎に巻かれて消滅してしまった。
「《フレスヴェルク・ドラゴン》!?」
南雲 遊雅
LP/4000→3300
「俺はこれで、ターンエンドだ」
「くっ……俺のターン!」
遊雅はドローカードを確認して、すぐさま行動を起こした。
「よしっ!俺は《九蛇孔雀》を召喚し、続いて伏せ魔法カード、《風神竜の復活》を発動!」
遊雅のフィールドに現れた《九蛇孔雀》が、すぐに旋風に包まれて消えてしまう。
旋風が振り払われ、再び青き竜が雄叫びを上げながら、その姿を現した。
「リリースされた《九蛇孔雀》の効果で、墓地の《シールド・ウィング》を手札に加える!そして、《風神竜の復活》で特殊召喚した《フレスヴェルク・ドラゴン》は、エンドフェイズまで攻撃力が500ポイントアップし、2回攻撃できる!」
《フレスヴェルク・ドラゴン》
ATK/2500→3000
「だがそれでも攻撃力は3000。ガイアペライオのそれには及ばない」
「誰がそのまま攻撃するって言った!もう1枚のリバースカード、《ガルドスの羽根ペン》を発動!墓地の風属性モンスターを2体デッキに戻し、フィールド上のカードを手札に戻す!ガイアペライオには、エクストラデッキに戻ってもらうぜ!」
「よし!相手はリバースカードがない!これが決まれば遊雅の勝ちだ!」
「……残念だが、そう言うわけには行かない。《聖霊獣騎 ガイアペライオ》の効果発動。魔法・罠・効果モンスターの効果が発動された時、手札から『霊獣』と名のつくカードを除外して、その発動を無効に出来る」
「なっ!?」
遊雅のフィールドを、再び炎が襲う。
《ガルドスの羽根ペン》のカードは、その炎によって焼き尽くされてしまった。
「くっ……」
「リバースカードもなし、手札は墓地から戻した《シールド・ウィング》のみ。もう打つ手はないようだな」
「……ターンエンドだ」
《フレスヴェルク・ドラゴン》
ATK/3000→2500
「なら俺のターンだ、ドロー!」
ドローカードを確認した燈輝は、遊雅にこのように告げる。
「遊雅、悪いがこのデュエルは、俺の勝ちだ」
「何だと……?」
「俺は手札から、2体目の《霊獣使い ウェン》を召喚。効果により、除外されているアペライオを特殊召喚し、《聖霊獣騎 アペライオ》を融合召喚する」
《霊獣使い ウ
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