二十六話:人探しも大変だよな
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らと背筋を伸ばす。
家に帰ってこれからの行動を確認したり情報の整理をして来るべき戦いに備えないとな。
と、今後の予定を考えている俺の横を二人の人物が駆け抜けていった。
その無鉄砲な二人の人物の名前はイリナとゼノヴィアだ。
「逃がさん!」
「逃がさないわよ!」
バルパー達を追っていく二人に思わず、ため息が出る。深追いは危険だと習わなかったのか。
相手の罠かもしれなんだぞ。よく言う『孔明の罠だ!』かもしれないのに。
……ところで孔明って誰なんだ? エレンピオスやリーゼマクシアにいなかったからこっちの世界の人間か。今度調べて見よう。そんなどうでもいいことを考えていたら祐斗が二人を追って走り出そうとしていたので、俺は―――
「ピコハン!」
「うわっ!?」
ピコハンで祐斗を気絶させた。ありがとうエリーゼ。習っておいて本当によかったよ。
さてと……このままだとイリナとゼノヴィアが危ないし、行くか。
と、その前に祐斗をこのままにしておくのは不味いか。祐斗を気絶させた俺……。
そんな状況を見られたら、また、変な噂が一部の女子から流れ出すかもしれないしな……。
まあ、後はイッセー達に任せればいいよな。ということで、ルドガー行きまーす!
「イッセー、俺は二人が心配だから追って来る。後、祐斗を頼んだ!」
「はあ!? お、おい待てよ!」
俺はみんなの戸惑った声をBGMにしながら走り出すのだった。
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