二十六話:人探しも大変だよな
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からな。
ル、ルドガー、怖くなんかないしー。
て、考えているうちにゴキ○リ並の生命力を持つフリードと戦っている祐斗を発見した。
うん、どうやら冷静に戦えているみたいだな。……ただ、若干押し切れていないな。
祐斗自身の実力は間違いなく上回っているんだけど、あいつの魔剣がエクスカリバーの攻撃に耐え切れずにひびが入っている。
祐斗も直ぐに取り替えてはいるんだけどその分時間を使うために決定打まで持ち込めない。
流石はエクスカリバーといったところか。魔という名の付く物にはとことん強いな。
仕方ない……助太刀に入ろう。俺は大きく助走をつけてフリードに突っ込んでいき、
そして―――
「ラ○ダァァァッキィィィック!!」
「ほげああああっ!?」
飛び蹴りをフリードにかます。フリードは俺の飛び蹴りをもろに食らって吹き飛んでいき壁にぶち当たった。が、爆発はしなかった。まったく、そこは気を利かせて爆発するべきだろう。折角、仮面○イダークルスニクなんて題名まで考えていたっていうのに、失礼な奴だ。次はサンオイルスターレッドの技でも使ってみるか。そして、勝利の言葉は性格イエローなサンオイルスターブルーの『トロピカルヤッホー!』だな。
「痛つつ、一体誰が僕ちんにこんなことを――ゲッ!? オッド眉毛君じゃないですかあ!?」
「よし、今の言葉でお前の死は決まった。覚悟は良いか? 俺は出来ている」
「こっちは全く出来てないっつーの――て、なんですか! このウザったい黒いラインはよおおおっ!?」
「見たか、これが俺の『黒い龍脈』だ! やっちまえ、ルドガー!」
「ああ、任せろ、匙!」
はっはっは、フリードの奴め、また俺のこのこだわりのメッシュ眉毛を馬鹿にしたな。
待っていろ、直ぐに下ろしてやる。俺は匙の神器で身動きが出来ないフリードに向かって走り出す。
手には双剣をしっかりと握りニッコリと笑顔を浮かべながら近づく俺にフリードが何やら恐怖を感じているみたいだが全く理由が分からないな。俺はこんなにもニコニコと今から起こるであろうことが楽しくて笑っているのにその顔を見て恐怖するなんて心外だな。
さあ―――始めようか。
「残念だけど、そう上手くいかないのが人生だろう? ルドガー君」
「ちっ!? また、お前か―――リドウ!」
いざ、始めようとしたところに医療用ナイフが飛んで来たので足を止めて舌打ちをしながらそれを弾き飛ばす。本当にこいつは人をイラつかせることに関しては天才的な才能を持っているな。
俺は苦々しげにこっちとは対照的に飄々とした様子のリドウを睨みつける。
フリードは後回しだ。どうせ、匙が逃がさない限りは逃
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