二十五章
疑惑者一真への監視
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に乗るにはヘルメットが必要だけど秋子の分はないから、安全運転で行く事にしてから俺がまたがった後に秋子が俺の腰に手を回すように言う。
「いいか秋子。絶対に手を離さずにして俺の背に捕まっていろよ?そうしないと落ちてしまうからな」
「そんなになんですか?そうは見えないくらいなものなのですけど」
「兄上と競争出来るのは、あまりないでやがる。まずはお先に行くでやがるよ」
そう言った後に夕霧が先に出発したので、俺はヘルメットを被ってエンジン始動させてから発進させた。すぐに夕霧を追い越すぐらいの加速力を持っていたのか、秋子も馬以上の速度だったために、一真からの言い付けを守っていた。追いついた後はそのままの状態で馬の限界速度を余裕で走り去ったのだった。で、結局馬の方が限界な速度だったために俺は速度を上げてから真っ直ぐ海津城に向かったのだった。
「まさか夕霧さんの馬を余裕で追い越すとは!?」
「こいつはまだまだ速度は出せるが、道があまり舗装されてないので速度はこのままだけどな」
「一真さんの言う通りで正解でした。まさかあんなに速度が出る馬はこの世にないと思いました」
「海津城に行く用は、さっきも言ったけど一時的だったとはいえ一緒に戦った兵達の様子見だ。そんで今後京での鬼退治を一緒にするのだからな」
そう言ってからしばらく無言になると、海津城が見えてきたのでそのまま門の前まで近付いた。バイクから降りた秋子と俺は空間に入れてから、まだ先にいる夕霧を空間移動のようにこちらに来させた。で、騎馬よりも速いモノはないと言った。そんで馬と共に海津城に入って馬を預けてから、海津城にいる長尾衆と様子見として来たと言ったら秋子と夕霧と一緒に調練を見た。
「それで?対鬼戦での調練はどうだ『念話はいけるか?』」
「これはこれは織斑様ではありませぬか。我らは問題ありませぬが、なぜに直江様と典厩殿が一緒にいるのですかな?『夜叉化になってからは、いつもより身体が反応します。それと全兵達の念話は大丈夫かと』」
「ホントは俺一人でもよかったんだが、海津城には長尾衆がいるのと俺の見張りだそうだ。三日前から躑躅ヶ崎館にいなかったのでな、何か疑いがあるそうだ『念話の試運転で来たが問題なさそうだな』」
『織斑様、いつでも人から転生神にいけますぜ/合図でいつでもなれます/動きがいつもよりも無駄にない動きとなりました』
「兄上を疑う事はないでやがるが、姉上の命でやがる。三日前からいなかったのでやがるから」
「私もです。別に一真さんを疑っている訳ではないのですが、御大将からの命で動くのなら一真さんと誰かが付く様にと言われているので」
念話は大丈夫として、お前らの変化についてはここにいる秋子や美空にも伝わっているので注意する事。あ
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