第五章 過去との決別 〜ミッドチルダ J・S事件〜
第二話 奪われた鍵
[1/3]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
「状況を確認しよう。はっきりいって、この状況は最悪に近い」
現在、俺、なのは、フェイト、はやて、シグナムの六課隊長陣は地上本部内部に閉じ込められている。しかもAMF濃度がかなり高い
状況は敵に地上本部を完全包囲、電力は遮断され外部への出入り口は防壁が下がった状況、さらに重役がいる会議室と作戦指揮室への出入り口にも防壁が降りてる。はやてとシグナムは会議室内部にいるから合流は難しい。それだけなら良かったが地上本部内部の警備部隊はデバイス所持を認められていなかったので全員フォワード部隊に預けてる。このままだと大規模魔法の発動は難しい
幸い会議室外部かつ地上本部内部にいた俺となのは、フェイトは地下通路を通じて外部への脱出が可能だ
「こういう形で予言が当たるか....。いやいまはなにいっても無駄だ、とりあえず最優先でフォワード部隊と合流だ。合流地点に急ごう」
俺たちはエレベーターのワイヤーを使い地下へと滑り落ちて行く
俺は急ぎながらも相手の行動を予測しつつも出撃前のフェイトとの会話を思い出していた
意見陳述会の警備か.....また面倒なものを
しかたないよ、それに偉い人がいっぱいくるだろうから預言を達成するにはちょうどいい。備えて悪いことはないよ
中つ大地の法の塔は虚しく焼け落ち、だっけか?正直、警備で六課本部が手薄になる方が怖いんだが...
まあ、六課には敵は来ないと思うよ。地上本部からも離れてるし
そうだといいがな...
「本部を襲撃して、あいつらのメリットはなんだ。力の誇示か?それても憂さ晴らし?」
どれも違う気がする.....ジェイル・スカリエッティというのはそんな、言い方は悪いが安っぽい男か?
「考えるのは後にしよう。今は敵を退けることを考えようよ」
「なのは.......ああ、そうだな。今は状況を打破するのが優先だな。....着いたぞ、走るんじゃ遅い。ここなら誰の目にも触れられないからワープするぞ。そこから動くな」
そうだな、今はみんなを守ることが第一優先目標だ。余計なことは忘れよう
そう自分に言い聞かせながら転移魔法を発動させる
転移自体は一瞬で終わる。俺の転移は一般とは違い遠い場所にあるものと俺が指定している範囲にあるもの全部を置き換えるというなかなか強引なもので正直世界からのバックアップがなければやりたくないものだ。でも置き換えるため移動時間を気にする必要はない
転移による一瞬の空白が終わり、視界が元に戻る
「みんなは....来たか」
フォワード陣四人が向こうから走ってきた。わりとボロボロだが、致命傷はなさそうだ
「お待たせしました!お届けです!」
ティアナが俺たちのデバイスを、相棒
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ