二十五章
久々の朝鍛錬×監視者小波
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手をあげてから走り込みから始めた。躑躅ヶ崎館では庭はあるが、ランニングコースがないので躑躅ヶ崎館から裏山を通過して甲斐の街まで行ってから最終目的である御勅使川の岸まで走り込んだのだった。一方監視役で小波が気配で起きたと思い見たら早速信じられない事を見ていた。何と起きた一真が、周辺を見た後に一瞬にして移動してから詩乃が抱き締めていたがそれを抜けたのだ。早速記録として筆を取り出したら、一真は畳上にいてから障子を開けて閉めて出て行ったので追った小波だった。
「(起きたと思ったら詩乃様の腕を抜け出すなど、あり得ない現象を起こしましたね。ご主人様以外の方がやるととても怯えると思いますが、部屋を出て行った後はどこに向うのでしょうか?)」
そう考えたが、私の任務はご主人様の監視及び監視内容を詩乃様に報告するのが今回の極秘任務となっている。ご主人様以外からの命令はあまりないが、久遠様からの命ならば指示に従うしかないと思った私であった。ご主人様は井戸で顔を洗った後に、躑躅ヶ崎館の門番と話し合っている。まだ詩乃様が起きていない時間帯なのか、武田衆だけが起きている時間帯にどこに向かうのだろうと思っていた。そしてご主人様は人では草以外考えられないような速さで走っていた。躑躅ヶ崎館を出てから、一度裏山を通過した後に甲斐の辺りを走り回り、最終的には御勅使川の方で止まった。
「(あんなに走ったのに、汗一つ出ていないというのはどういう事なのか?ご主人様が神仏の類だというのは無論知っているが、川岸に着いたら何をするのでしょうか?)」
一真が気配で悟られないように、小波は遠くから一真を監視していたようだったけど、俺からの眼でもどこに小波がいるか分かるんだよね〜。そんで俺の中にいる相棒以外が外に出たいと言うので出してあげる事にした。なお外に出すのはドライグじゃなくて拠点D×Dにて元邪龍のクロウ、ダハーカ、グレンデル、ラードゥンを外に出す。グレンデル以外は外に出した事がなかったが、よくよく考えるとこの世界に来てから出してないな〜と思った。小型ドラゴンだと色々とまずいのでヒト化として召喚した。
「久々の外は気持ちいいが、ここが一真がいる世界なのか」
「気持ちいい風なのは分かるが、俺達を出すのは遅くはないか一真の旦那?」
「まあ私達は元々あまり外には出さない方でしたし、力を貸す時には出してくれましたが今回はドライグだけで十分かと思いましたよ」
「ぐはははははっ!それはしょうがねえだろうが、旦那は最前線で活躍するのだからここでは自分だけの力でやってみたかっただけじゃねえの?にしてもこれがヒト化かぁ〜、小型ドラゴンよりかは動きやすいぜ」
「それはしょうがないだろうが、あまりここでは活躍はないだろうと思ったのだからな。それにヒト化なら怪しまれずに済むし、
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