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仮面ライダー真・智代アフター外伝
四話「とも」
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揺れる電車の中、俺は窓から移る街の風景を宥めていた。隣には智代が座って俺の肩に寄り添っている。未だ、違和感があるものの、俺は徐々に朋也なんだという自覚を持ち始めていた。
今、俺たちが電車へ向かっているのは、智代が俺の記憶を呼び覚ますために前世の朋也であった頃の思い出の場所へ連れていくといくらしい。
そして、俺に会わせたい少女がいるそうだ。向かう先は山奥の精神病を抱えた人たちの住む集落、そしてその場所で今でも生活している少女とは……?
                     *
智代のアパートにて、

「とものところへ連れてく!?」
河南子の声が部屋中に響いた。
「お隣に迷惑だよ?河南子……」
隣でノートPCをやっている鷹文が注意する。
「で、でも……シンオッサン……じゃなかった、今の朋也のことを知ったら、ともちゃんは……」
当初、河南子と鷹文も俺が朋也だなんて信じがたかったようだが、智代の説明によって徐々にだが信じてくれるようになった。
「……それで、これからどうするの?」
鷹文は、今後組織にばれてしまった以上追われる身となる智代と朋也が不安になった。
「警察に行ったほうがいいんじゃないかな?」
警察へ行って組織を逮捕するならまだしも、ついでに朋也の正体もばれてしまう。そうなったら余計にややこしくなり、最悪の場合朋也は智代と離れ離れになる恐れがある。
「とにかく、私と朋也はひとまず留守にする。それと、シンが朋也だとわかった以上、彼の記憶を呼び戻さないといけないからな?」
「じゃあ、記憶を取り戻すために先輩と旅するってことに?」
「そうなるな……」
「シンオッサン! 先輩に変なことすんなよ?」
「朋也って言わないのか? まぁ……好きにしろ」
ため息をついて俺は智代と共に、その「とも」という少女が住む集落の施設へ向かった。
                      *
「……ここか?」
目の前に広がる集落は、大小の畑に囲まれて中央に木造の建物がそびえている。そして、その隣に同じ木造で建築された小さい建物も見えた。
「ああ、ここがとものいる施設だ……」
「……」
俺は、妙に懐かしさがこみ上げてきた。初めて見る景色にしては見覚えのある場所である。
「さ、こっちだ。予め私が連絡をしておいた。ともも待っているぞ?」
「……ああ」
俺は、抵抗を持ちながらも彼女の手に引かれて集落へ向かった。まず、この集落を管理しているという施設長の女性の元へ向かった。あの中央にある木造建築だ。

「あら? いらっしゃい」
一人の女性が事務室から出てきて俺たちを出迎えてくれた。客室のソファーに座らせてコーヒーを出し、これまでのともの成長を話してくれた。一様、俺のことは朋也の双子の弟と伝えているらしい。
「……本当、御兄さ
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