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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
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勝手に名言解説 SAO編
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手に見えたのでしょう。
そんな物よりも命を大切にしろ、と。


Story8-8 四剣奏でし協奏曲

『フレンドシッパーのみんなにも……ラフコフ討伐の時も……俺の手は届かなかった。誰にも。



そして…………今回も…………



もう二度とあんな思いしたくないんだ。



これ以上…………俺の目の前で散っていく人を…………作りたくない。



だから……俺は手を伸ばす! 皆の手を……明日を……未来を! 掴むために!


少しだけでいい…………俺に……すべてを守るだけの力をくれ……!


ここに記すよ……俺の力たちが作り上げた……一度きりの協奏曲を…………』

今まで出し惜しみを少なからずしていたシャオンが、本当に守りたいものを再認識し、それを守るために決意するシーン。
同じ過ちを繰り返したくない……そんな思いを持ったシャオンが覚醒するのも、納得です。


Story9-1 繋がる想い、ここにあり
『「シャオン君…………」

「今日、フローラの気持ちが知れて、俺はよかった」

「え…………?」

「そこまで俺のこと気にかけてくれてたことに、初めて気づいたんだ」

「そんな……私は迷惑…………」

「あんまり気負うなよ。迷惑とか頼ってばかりとか考えない方がいい」

「でも、シャオン君に頼ってばかりで……頼られようとしても迷惑になって…………」

「人には可能不可能、得意不得意があって当然なんだ。

俺にだって不可能なことや不得意なことはある。

でも、不得意とか不可能とか意識して直そうとしても、なかなか直らないだろ?

だから、自分の得意なこと、出来ることをやればいい」

「得意なこと……出来ること…………」

「フローラは優しい人だよ。誰かを全力で助けようとする。

48層のクエストの時だって、瀕死の俺を圏内まで運んでくれたし、64層でも……方法が極端だったけど、俺の役にたとうとした。
74層でも俺にハイポーションをくれただろ?

SEEDだって俺は使いたい時に自由に使ってるのにお前は心配してくれてる」

「……だって…………」

「SEEDは……フローラがそんなに気負わなくても、俺はちゃんとセーブして使ってるから大丈夫だ。

それに、みんな言ってた。

『フローラちゃんはシャオンのことになると必死だね』って」

「…………私……シャオン君いないと……何もできないから……

いなくなったら…………どうしようって…………」




「…………心配すんな、ずっとそばにいてやる。


ずっとそばで支えてやるから」

「えっ…………」

「フローラのそばに俺はずっといる。ずっと支えてやる。

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