四十三話:俺が女…だと?〜その二〜
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この家の本当の支配者はユニだったのか!?
そんなことを考えているうちに俺の服は見るも無残に破かれていった。
おい、女が女にやる行動じゃねえだろこれ!?
そんな心の言葉はもはや現実逃避にもならない。
気づけば俺は全裸になり、身に着けられるものはエプロンしか残っていなかった……鬼だ。
俺は溢れる涙を抑えることも出来ずにエプロンを身に着ける。
しかし、丈が短いせいか大事な部分がギリギリでしか隠れない。
仕方なく俺はエプロンの裾をギュッと握って捲れないようにし、さらに念には念を入れて新しくできた尻尾をエプロンに巻き付ける。
そして、ライオン耳をペタンとした状態でフルフルと震えながら、目に涙を溜めた状態で女性陣を睨みつける。ちくしょう! これでどうだ、着てやったぞ。わかったならさっさと解放してくれよな!
「「「「イッセーたん、萌えええええええええっ!!!」」」」
((((一誠たんをペロペロしたいぉぉぉぉぉぉ〜〜!!))))
((((娘XUS様あああああああっ!!))))
何故だ、なぜ、さらに暴走を始めたんだ!?
混乱する、俺の肩をがっちりと掴んでくる女性陣。
なんだ、この握力は!? 下手しなくても肩が砕けるぞ!
「「「「さあ、続きをしましょうか」」」」
その後も地獄の着せ替えショーは続いていくのだった。
〜おまけ〜
グレゴリに存在する研究所にて、ある男達が話し合っていた。
一人は研究者、もう一人は戦士だ。
「調子はどうだ?」
「……ああ、生まれ変わった気分だ」
「ああ、そうさ、お前は娘を糞野郎から守る愛の改造人間に生まれ変わったのさ」
その言葉を聞き、戦士はグッと拳を握りしめ、瞳を閉じる。
戦士の行動はまるで、神に祈る厳かな儀式のような雰囲気を感じさせる。
そして同時に強い、意志も感じさせる。
「待っていろ、兵藤一誠。私達は必ず娘を取り戻す!」
親馬鹿達は今立ち上がった。
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