四十三話:俺が女…だと?〜その二〜
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ミニもいいな、後、イリナたんマジprpr)
変態が一人、変態が二人、変態が三人……くそが! どんどん増えていきやがる。
誰か……頼むから誰か一人でもいいから常識人が来て欲しい……。
真面目にまともな奴をボンゴレ本部から呼ぶことを考えるか、俺の平穏の為に。
いや……すぐに変態に毒されて終わる気がするな……あいつらの感染力は異常だ。
一度でも触れてしまえばもう、真人間には戻れねえ。
白龍皇の方もそろそろ感染が終わる頃だろうな……気が重え。
「お坊ちゃま、お次はメイド服を着てください」
俺はミランダにそう言われると同時にまるで魔法でも使っているのではないかと思うほどの手際の良さでフリフリのメイド服を着させられる。……もうどうにでもなりやがれ。
諦めの気持ちで着替えさせられながら、俺は胃薬を飲む……中身がすり替えられている事にも気づかずに。
その間にあっという間に着替えは終わっており、俺は女性陣の前でお披露目になる。そしてふと頭と臀部に違和感を感じいやいやながらも鏡を覗く。
そこに居たのは―――
「なんで、ライオンの耳と尻尾が生えてんだよ!?」
「「「「わが生涯に一片の悔いなし!!」」」」
((((獣耳……メイド…ブシャアアアアアアッッ!))))
俺の耳と尻尾を見ながら鼻血を流し、崩れ落ちる女性陣。
精神世界が真っ赤に染まるほどの鼻血を吹き出しながら踊り狂う歴代赤龍帝。
ここから考察すると、この状況は……いつもとたいして変わらねえな……グスッ。
な、泣いてなんかいねえからな!? これは汗だ、汗なんだよ!
というか、何なんだ、この耳と尻尾は!? また薬を飲んだら変化したよな。
なんで、超直感が反応しねえんだよ!?
(言わなかったか、相棒。変態とネタからは逃げられん)
(この世界はもうお終いだ……)
「ううん……はっ! そうだ、まだ僕の番が終わってないよ。はい、イッセー君」
未だに流れる鼻血を止血しながら、俺に純白のエプロンを渡して来るヴァーリ。
……そう、純白のエプロンだけをだ。これは、このままメイド服の上に着せようとかそういう意図で渡してきたわけじゃねえんだろうな……。
ああ、このエプロンの使い道なんて一つしか思いつかねえが認めたくねえ。
認めたくねえよ……。
「イッセー君、どうしたの? ほら、早く―――裸エプロンになってよ」
「それだけは絶対認めねええええええっ!」
「みなさん、一誠さんを確保してください!」
「「「「了解!」」」」
なりふり構わず、メイド服のまま外に逃げ出そうとする俺。
それを逃がさないようにユニの号令と共に俺を羽交い絞めにする女性陣。
くそっ、いつもより力が出せねえ!
というか、
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