二十五話:作戦会議は重要だよな
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。……そういえば、ふと思ったんだけどなんでイッセー達はゼノヴィア達が俺の家に居るってわかったんだ?
「そういえば、イッセー。なんで俺の家に二人がいるって分かったんだ?」
「ああ、いや、イリナ達を探して聞き込みをしていたらさ、オッド眉毛の男に着いていったって聞いたからよ。そんな奴、ルドガーしかいないなってなったんだ」
さも当然というようにさらりと俺が気にしていることを言ってのけるイッセー。
しかも、普段はしないような爽やかな笑顔で『どうよ、俺の推理力?』的な顔をしている。
仕方がない、今度イッセーをサンドバッ――ゴホン、じゃなくて稽古をつけてやるとしよう。
きっと泣きながら喜んでくれるだろうな。
「何だ? 急に寒気が……」
「気のせいだろ」
そう、気のせいさ。大丈夫、終わったころには身も心も軽くなって天に昇っているさ。
……戻ってこられるかは分からないけどな。
「みんな、少し僕の話を聞いてくれないかい? こうなった以上は君達にも話しておかないといけないことがある」
イッセーの処刑方――ゲフン、じゃなくて稽古について考えていた所に
真剣な様子の祐斗に声を掛けられたのでこちらも真剣な面持ちにして黙ってうなずく。
これで、今回の件が少しは発展すればいいんだけどな。
それとだ………毎度の事なんだけど、俺まだ一言も今回の件に協力するとは言っていないよな。
それなのに既に参加するような空気になっているのはどうかと思うんだが?
まあ……参加する気では、あるけどな。それに、見捨てておくなんて出来ないよな。
俺には何も言う資格は無いけど……だからと言って、それが仲間を見捨てる理由にはならない。
「これは僕からの情報提供だよ。
僕はついこの前、はぐれ神父に襲われた―――エクスカリバーを持ったね」
「「「っ!?」」」
祐斗が言った情報に息をのむ俺達。まさか、既に復讐対象と接触済みだったのか。
それにしても、これはかなり有力な情報だな。
相手が間違いなくこの町に潜伏している情報にもなるし、相手の特徴を覚えておけば調査の効率もグンと上がるからな。
ん? でも襲われたのに無事だという事は祐斗が相手を追い払ったということか?
それとも祐斗が逃げたのか……まあ、そこも含めて言うんだろうから聞けば早いか。
「そいつの名前はフリード。以前、僕達の邪魔をしてきた奴だよ……そして僕はフリードと戦って負けそうになった」
「負けそうになった?」
俺の問いに悔しそうに頷く祐斗。というかフリードって……以前俺の眉毛を馬鹿にしてきたから嵌めコンボでフルボッコにしてやったあのイカれた奴だよな。
ボロ雑巾みたいにして放置してやって止めは刺さず
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