ターン17 冥府の姫と天球の司
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効果を使用しますわ。1ターンに1度墓地の光属性天使族を除外することで、場のカード1枚を破壊いたします!墓地のアースを除外して竜骨鬼を破壊………イリアコン・システィマ・ドクサ!」
ヒュペリオンが体の前で構えていた天球のうち内側から3番目、つまり地球を示す球が光りだし、そこから一筋のレーザーが放たれる。聖なる光の前になすすべなく龍骨鬼の骨が、そして胸にある核の部分が解けて消えていく。
「バトル!これで終わりにしますわ、マスター・ヒュペリオンのダイレクトアタック!」
「針虫の巣窟!」
「針虫……確か自分のデッキからカードを5枚墓地に送るカードでしたわね。構いませんわ、ヒュペリオン!そのまま攻撃なさい!」
夢想がデッキの上から5枚のカードを掴み、一斉に墓地に送る。普段はワイトを墓地に送りつけるために使うカードだけど、今この場にワイトキングはいない。
「危なかった、なんだって。自分の手札が0枚で相手が直接攻撃するとき、墓地からタスケナイトの効果を発動!1度だけこのモンスターを蘇生して、バトルフェイズは強制終了だよ」
タスケナイト 攻1700
このターンの攻撃をしのぎ切った夢想。とはいえこれで手札も場もすっからかんだ、決して安心できるような状況ではない。
「神聖なる球体は、そうですわね。これ以上のオネストがない以上、攻撃表示にする意味がありませんわ。メイン2に移行して守備表示に変更、これでターンエンドですわよ」
神聖なる球体 攻500→守500
「私のターン、ドローなんだって。ふふふ、来た来た。ワイトキングを召喚するみたい」
「なんですって!?確かワイトプリンスとワイト夫人には、それぞれ墓地にいる限りワイトとして扱う効果が……!」
「そう。そしてワイトキングの攻撃力は、墓地のワイトの数を1000倍した数値。そして今私の墓地にはさっきまでで4体、さらに針虫で3体の計7体のワイト一族がいるよ、だってさ」
ワイトキング 攻7000
「ワイトキング、攻撃してね」
「冗談じゃありませんわ、ちょっとお待ちになりなさい!降なる気がして温存しておいたのは正解でしたわ、ワタクシはメインフェイズ終了前に手札からエフェクト・ヴェーラーの効果を使います!」
「………しつこいね、だってさ。あ、怒ってるんじゃないからね」
エフェクト・ヴェーラーは対象にするモンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする能力を持っている。いわゆる脳筋のワイトキングも、効果を無効にされては元のワイトよりステータスの低いモンスターになってしまう。
ワイトキング 攻7000→0
「タスケナイトを守備表示にして、ターンエンド」
タスケナイト 攻1700→守100
「そして、この瞬間にエフェクト・ヴェーラ
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