ターン17 冥府の姫と天球の司
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発動。このカードは発動後に攻守300ポイントアップの装備カードになって、さらに装備モンスターが攻撃するときのダメージ計算時に相手の攻撃力の半分だけパワーアップさせるの。ダメージ計算時の攻撃力アップはオネストによる強化のさらに後だから、これなら押し負けないよ、だってさ。なかなか強かったけど、これで私の勝ち………あれ?」
龍骨鬼の骨を叩き付ける一撃は、確かに光の球を粉砕した。だけど妙だ、まだデュエルが続いている。
「はぁ、はぁ………て、手札からクリボーの効果を使わせていただきましたの。この戦闘でワタクシが受けるダメージは0になりますわよ」
「へぇ、今年の一年生は本当に優秀な子が多いね、ってさ」
「あら、ワタクシどもの間でも伝説の先輩、無双の女王様にそう言ってもらえるなんて光栄ですわね」
「なにそれ初耳。夢想、そんな二つ名とかもらってんの?いいなー」
「いや、私も初耳なんだけど………って言ってるみたい」
「そうでしたの?もうてっきり本人公認かと思いましたのに。さあ、することがないならターンエンドして下さらない?」
「え、ちょっとその話もうちょっと詳しく聞かせてくれない?って」
何が起きても余裕たっぷり、といった様子の夢想も、まさか自分に二つ名が(勝手に)つけられていたことは予想外だったらしい。僕にもその気持ちはちょっとわかる。あれ、慣れるまでは結構恥ずかしいからねえ。
「申し訳ありませんが、嫌ですわよ。そんなに聞きたければ、ワタクシたちの仲間になって斎王様に占ってもらったらいかがですの?」
「………もういいよ、だってさ。1枚セットしてターンエンド、みたい」
天下井 LP1100 手札:1
モンスター:創造の代行者 ヴィーナス(攻)
神聖なる球体(攻)
魔法・罠:1(伏せ)
夢想 LP1900 手札:0
モンスター:龍骨鬼(攻・メタル化)
魔法・罠:メタル化・魔法反射装甲(龍)
1(伏せ)
「ふふふ、ようやくワタクシのターンが巡ってきましたわね。ドローカード、マスター・ヒュペリオンの効果を発動!このカードは場か墓地の代行者1体を除外し、手札から特殊召喚できますわ。メリット効果もちの2700打点がこんなに簡単に特殊召喚できる………まさにマスターの名にふさわしい、代行者のトップとして申し分ない能力ですわね。ちなみに除外はヴィーナスにいたします」
なぜか墓地にいるアースではなく、フィールド上のヴィーナスを除外して召喚された大天使。金色の体と太陽のように燃える翼が何とも眩しく、少しサングラスが欲しくなってくるぐらいだ。もしかして、デュエルディスクの設定から明度いじったりしてるんだろうか。
マスター・ヒュペリオン 攻2700
「ここでワタクシ、ヒュペリオンの
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