マブラヴ
0884話
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ったのか。
多少の被害でニーズヘッグをどうにか出来ないというのを理解し、肉を切らせて骨を断つときた訳か。
「けど、甘い!」
T.T.キャノンでビームを放つと、そのビームは念動力に従って空中をグニャグニャとした軌道を描きながら飛び、離れた場所で俺を狙っていた4機のTYPE94に次々と命中して撃破判定を与える。
森の中という地理的条件を最大限に利用して姿を隠しながらこっちを狙っているのは分かるが……さすがに面倒くさいな。
このままやっても時間は掛かるが何とかなる。だが、想定以上に時間が掛かるというのも馬鹿らしいし……一気に決めさせて貰うか。
「ファントムッ!」
その言葉と共にヒュドラから放たれる合計48基のファントム。
長さ1m程のファントムは、まるで何かの動物の群れであるかのように森の中へと突入していく。
そうして念動力を使ったT-LINKシステムにより敵を察知するとそこへと移動し、ビームを放って撃破。撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破撃破。
ほんの数秒で残っていたA-01連隊のほぼ全てが撃破判定を食らって退場していく。
『ア、アークエネミー1、A-01連隊、残り2機です』
「了解」
本来は冷静でなければならない筈のCPが、信じられないといった様子で告げてくる言葉に頷き、ファントムをヒュドラへと全て収納する。
……さて、残り2機か。なら少しはニーズヘッグらしい演出をするべきか。
「アダマン・ハルパー、展開」
その言葉と共に姿を現す大鎌。
嘲笑する虐殺者の異名を持つニーズヘッグが操るのに相応しい禍々しさを持つその武器を手に、T-LINKシステムでツイン・ドライブとエナジーウィングを操作して森の中へと降りていく。
T-LINKシステムによる索敵で、既に残り2機のいる場所は判明している。
そこに向かってゆっくり……ゆっくりと機体を進めていくと、森を抜けた先の開けた場所に存在しているTYPE94が2機。
1機はSEED世界からの輸入された重斬刀を手に持ち、もう1機は突撃砲をこちらへと向けている。
ぶんっとアダマン・ハルパーを横に一閃。
その光景を見た、突撃砲を持っている方が一瞬混乱したのか、動きを止める。
この様子を見る限りだと、恐らくまだそれ程のベテランって訳じゃないな。
だが、それに比べて重斬刀を持っている方は動じた様子も無く前に進み出る。
恐らくはA-01連隊の隊長でもある連城の機体。
そのまま距離を縮めるようにゆっくりと歩き……次の瞬間、殆ど同時にお互いが全力で前へと出る。
向こうは背中のジャンプユニットを、そしてニーズヘッグはツイン・ドライブとエナジーウィング、ヒュドラのスラスターを使い。
向こ
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