ハイスクールV×D ライド25
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た瞬間に再び崩れ落ちそうになる所を詩乃に支えられる。隙あらば暴力の支配する影へと飲み込もうとしているブラスター・シリーズの力……。その誘惑を受けている以上、精神を消耗する。
……ブラスター・ブレードとブラスター・ダーク、後に使い手の名となった二振りの超兵装だが、その二人の超兵装の求めている物は持っている筈だ。耐えられるレベルなのはその証拠だろう。……少なくとも、後の騎士王となる王子の側で戦っていた者の精神を飲み込むレベルに耐えられると言う程四季は自惚れてはいない。
元の主に劣っているのは嫌と言うほど理解している。だが、それを差し引いても決定的な何かが足りていない、そんな気がする。
(……『命を捨てでも詩乃を守る“勇気”と“覚悟”』……。何が足りないんだろうな、オレには)
その疑問に答えるものは誰も居ない。流石に普通に戦う分には問題ないが、下手に力を引き出すと誘惑は不意打ち気味に襲ってくる。
イリナと戦った時にピンポイントバーストを使っても問題なかったので平気かと思っていたが、今回は許容範囲外と言う事だろう。どっちにしても、許容範囲では戦えないと言う事になる。
「悪い、少し休む」
「うん、おやすみ」
大切な人の声を聞きながらゆっくりと意識を手放す四季。……その後、コカビエルからの宣戦布告を受けたと言う連絡がソーナから入った。
非常事態解決の為の戦力として自分達では不足と判断しての協力の依頼だった。まあ、これで結果的にコカビエル対策の為に三大勢力から依頼を受ける事になったのだが、その辺は……
「よし、夏休みの旅行の旅費ゲット!」
「それって良いの? 元々他の所から依頼を受けてたのに?」
「大丈夫だろう? コカビエルと戦うって所だけ共通しているだけだし」
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