暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
息抜き〜
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ですか?」

美鈴の手を借りて立ち上がる。

「・・・参ったなぁ。あんなにあっさりやられるとは思わなかった」

「それなりに鍛錬しましたから。簡単に負けるわけにはいきませんよ」


「ねえ、さっきの動きを詳しく教えてくれるかな?」

「ええ、構いませんよ。今のはまず・・・」

俺と美鈴が体術について話している隣で・・・

「最近練習はしているの?」

「いえ、ちょっと訳ありで・・・でも力は鈍ってはいませんよ。また投げ方を教えてくれますか?」

「ええ、いいわよ。ナイフは・・・」

「ちゃんと持ってます」

あっちは亞莎と咲夜が色々やってた。つか門番とメイド長が席を外していいのだろうか。

「・・・こうか?」

「・・・そうですね。出来るなら常に気を回すのではなく、当たる直前に纏わせる感じで・・・」

「こう?」

「そうです。・・・それにしても飲み込みが早いですね」

「美鈴の教え方が上手いんだよ。昔の俺ってバカだから“習うより慣れろ”がメインだったしね」

「亮さんももう少し勉強会に参加してくれればよかったんです」

「あはは・・・ごめん」

俺は亞莎から顔を逸らす。

「でも、大分経つけどこんなにお世話になってていいのかな?」

「構わないわ。お嬢様も妹様もいい暇潰しになっているようだし・・・何より美鈴が寝ないのは有り難いわ」

咲夜のジト目に美鈴は口笛を吹きながらそっぽを向く。

「・・・でもパチュリーの態度には傷ついた・・・図書館に入った瞬間睨むんだからな〜・・・」

「いえ、私ほどじゃないですけど、パチュリーさんはわりと目付きが悪い方なんですよ。ですから偶然・・・」

「明らかに回避不可なスペルを撃たれたんだけど」

「ご愁傷様ね」

咲夜の言葉に肩を落とす。・・・その時だった。

『・・・用意ができたわ』

「紫?」

『咲にも連絡をするから、用意をしてなさい』

「ああ、わかった」

俺は美鈴を見る。

「・・・て訳でごめん。行かなきゃいけないんだ」

「そうですか・・・今度は真剣勝負をしましょう」

美鈴が差し出した手を握る。

「また何時か来ます。咲夜さん」

「今度はゆっくりお茶を飲ませてあげるわ」


俺達はレミリアとフランドールに挨拶をしに向かう。さて・・・いよいよ、だな。








































咲〜

「・・・凄いわね」

俺達は人間の里に到着し、カフェに入る。

「・・・里って言うくらいだからもっと小ぢんまりしてるのかと思ったわ
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