息抜き〜
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「ちょ、ちょっと待ってくれ!ここから近くに村か何かないか?」
「あー・・・とにかく森を南に抜ければ人間の里があったような・・・」
「サンキュな。あんま飛ばすなよ」
「忠告どうも・・・あー」
「咲、五十嵐 咲だ」
「縁があったらまたな、咲」
そう言って魔理沙は凄い勢いで飛んでいく。・・・忠告無視かい。
「・・・と言うわけで歩くか」
「・・・仕方ないわね」
そうしてしばらく歩くが・・・
「・・・」
「・・・」
お互いに沈黙が続く。・・・物凄く長い時間が経った気がするんだが・・・
「・・・咲」
「・・・ああ、俺も同じこと思ってた」
「「人間の里まったく見えないんだけど!」」
俺と詠は同時に叫んだ。
「くそ・・・よく考えたら魔理沙の奴、自信無さげに言ってたしな・・・」
「いい加減足が痛いわ・・・」
俺も足に違和感があったので、既に詠は限界だろう。
「・・・しゃーない。また誰かに激突しそうで嫌だったんだが・・・」
俺は再びBモードを発動する。
「・・・ってリパル!お前レーダーかなんかないのか!?」
『・・・あるにはあるッスけど・・・幻想郷の地図はインプットされてないッス。それに生体反応も辺りに数多くあって・・・」
「使えないわねぇ」
『うぅ・・・』
「ま、まあそう言ってやるなって」
俺は羽ばたき、少し浮く。
「詠、ちょっとそのまま」
「え?・・・ちょっ!」
俺は詠を抱き抱える。
「な、何すんのよ!」
「こうしないと詠も連れてけないだろ?」
「だ、だからってこんな恥ずかしい・・・!」
「まぁいいだろ?詠にも空を飛ぶ楽しさを教えてやるさ」
そう言って一気に空高く飛ぶ。
「わっ、わっ!?」
詠が慌て、俺にしがみつく。
「・・・ほら、見てみろよ」
「・・・?あ・・・」
意外に幻想郷の眺めはよかった。・・・まさに幻想的と言うべきか。
「・・・あ、あった。なんだ、あながち間違いでもなかったか」
遠くの方に町並みっぽいものが見える。
「よっし。飛ばすからしっかり掴まってろよ」
「わ、わかっ・・・!?」
詠が言い切る前に勢いよく飛ぶと、詠が悲鳴と怒声を同時に出すという器用なことをしたのだった・・・
亮〜
「はっ!」
ドゴォ!
「ぐあっ!?」
美鈴の肘打ちが背中に辺り、うつ伏せに滑る。
「痛っつぅ・・・」
「平気
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