息抜き〜
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「適当に廻るだけでも息抜きになるわよ。ほら、行くわよ」
「・・・しょうがねーな」
すると咲がいきなり右下辺りを見る。
「・・・お前もわりと行きたいだけだろ。正直に言えよ」
「?」
「・・・だから、別にデートとかじゃないっての。変なこと言ってんじゃねえよ!」
「お前・・・どうした?」
闇の使いすぎで頭がおかしくなったのか・・・?すると咲はしまった、という風な表情を作り、方天画戟を取り出す。
「お前ら、取り敢えずコレに触ってくれ」
「あ、ああ・・・」
俺達は全員方天画戟に触れる。・・・すると。
『初めましてッス!』
「うおわぁっ!?武器が喋ったぁ!?」
思わず手を引いてしまう。
『そ、そんなに驚かれるとショックッス・・・』
「アビスの世界で出来た俺の相棒。ダークリパルサーって言うんだよ」
『どうぞリパルと呼んでくださいッス!』
「・・・よ、よろしく」
亞莎と詠なんて完全に絶句してるし・・・すると紫が咳払いをする。
「そろそろ飛ばすわよ」
紫がスキマを開き、俺達はその中に入る。
「・・・おー」
スキマを通り抜けた先は森の中だった。そしてすぐ目の前に屋敷が会った。
「・・・あれが紅魔館です」
亞莎が俺の隣に立ち、説明してくれる。・・・どうやら咲達は別の場所に飛んだみたいだ。
「とにかく行ってみるか」
俺は歩き出し、門を通ろうとする。
「あ!亮さん、待っ・・・」
「せやぁぁ!」
「うわっ!?」
いきなり拳が飛んできて、俺は跳んで避ける。
「ちょ、なに!?」
「珍しく私が起きてる時に来たのが運の尽きですね。・・・不法侵入者は追い返します。覚悟!」
「わわわっ!?」
状況が掴めないままに女性が拳を放ってくる。
「ま、待ってください!」
亞莎が間に入り、女性が宙を飛んだ。
「「・・・へ?」」
投げられた本人と見ていた俺が同時に呆けた声を出す。
ズガン!
「ふむっ!?」
女性が落下してようやく亞莎が投げ飛ばしたのだと理解する。
「あ・・・す、すみません美鈴さん!大丈夫ですか!?」
「あ、あはは・・・相変わらず、凄いですね・・・亞莎さん・・・」
・・・数分後。
「すみません。つい侵入者かと思って・・・」
「ああ、いや。俺が勝手に入ろうとしたのが悪かったから・・・ごめん」
「と言うより美鈴さん。さっき珍しく起きてたって言いましたよね?・・・また咲夜さんに怒られますよ?」
「えと、
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