友達と不死鳥
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おどけたようにそう言うとリアスはクスクスと笑った。
冗談で言ったつもりはねぇんだがな。
「それに俺よりいい奴は何処にでもいるさ」
原作のイッセーとかな。
でもまぁ、イッセーな。
何度か駒王町に通ってんだが、みつかんねぇんだよな……
紫藤イリナは見つけたんだが……
「それもそうかもしれないわね。
けれど今のとこ――」
「おぉっと、それ以上は後にしようや。
飯の時間だ」
話してるうちにカフェテリアについており、ソーナがとっている手筈となっている席へと向かう。
そこには黒髪をショートカットにしたソーナがいた。
まだ子供なので眼鏡はつけてねぇらしいが。
リアスを先に席に座らせ、俺も席に座る。
すると、待機していたウェイターが注文を聞き、未成年なのでワイン代わりの水をリアスと俺の所へと起き去っていった。
しばらくすればコース料理が運ばれてくるだろう。
「堅っ苦しいよなぁ……
マジで、ここは」
「そうかしら?そうでもないと思うけれど……
ねぇ、ソーナ」
「ええ、リアス。
シャルルがしっかりとしていないだけよ」
「そうかねぇ……
どうも俺は慣れねぇんだよなぁ……」
テーブルに肘をついて頭に手をあてて支えようとしたが、ソーナに見咎められ、断念する。
「貴方貴族らしくないもの。性格が」
「そうね。リアスの言う通りだわ」
「酷っ、そういやぁ、リアス、料理始めたんだって?」
2対1で分が悪くなったので話を変える。
口はあんま強くねぇしいつもの問答だしな。
「ええ、お嬢様だから、何もできないって言われるのは嫌いなのよ」
「へぇ、いい心構えじゃねぇか」
「そう言う、貴方はどうなの?」
「俺は駄目だな。
どう頑張っても焦がしちまう。
フェニックスの弊害なのかね。
ソーナは?」
「私はしてみたことがありませんので……」
それが普通だ。
「確か貴方、別邸で暮らしてるわよね。
眷属候補の子に作ってもらっているの?」
「あ?んや、料理人に作りに来てもらってる。
俺を含めて料理できねぇかんな。
ああ、人間界にいる奴なら出来るみたいなんだけどなぁ……」
俺は焼くと必ず焦がす。
恋は食べる専門。
白音はまだ幼い兼食べる専門。
理子は面倒くさがるし、すると遊び始めて食えなくない絶妙なラインのゲテモノができる。
黒歌は、まぁ、ドンマイとしか言いようがねぇ。
白雪は遊びに行くときに甲斐甲斐しく作ってくれる。
「そう言えば、シャルルは既に眷属を集め始めてましたね」
「おう、女王、戦車、僧侶、兵士で僧侶は2駒が確定してる」
「ああ……噂の……」
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