暁 〜小説投稿サイト〜
フリージング 新訳
第14話 Tempest Turn 5
[3/3]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


ズガガガガン????

四方向からの攻撃に、遂に膝を折った。

「まずはお前からだ。名前も知らない一年生!」

フリージングとダメージで動けずにいたカズトにトンファーが振り下ろされた。
その時だ。

ガキィン??

まるで、数分前のリプレイの様に金属音が鳴り響く。

イングリットは気がつかなかった。
カズトの異常性と、実力に集中するあまり、自らの本来のターゲットが、立ち上がり、体力を回復していたことに。

カズトは期待などなかった。
自分の勝手な行動に、尊敬する先輩が助けに来るなど、考えられなかった。

だが、戦いにおいて、見せ場があるのはヒーローだけではない。

「先輩……?」

騎士のピンチを救ったのは、騎士が守るはずの、接触禁止の女王だった。

「言ったはずよ……」

その姿は、まるで、

「貴方を傷つける者は……」

姫というよりも、

「許さないと……」

姫騎士と言った方が正しいだろう。

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ