第14話 Tempest Turn 5
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。
ズガガガガン????
四方向からの攻撃に、遂に膝を折った。
「まずはお前からだ。名前も知らない一年生!」
フリージングとダメージで動けずにいたカズトにトンファーが振り下ろされた。
その時だ。
ガキィン??
まるで、数分前のリプレイの様に金属音が鳴り響く。
イングリットは気がつかなかった。
カズトの異常性と、実力に集中するあまり、自らの本来のターゲットが、立ち上がり、体力を回復していたことに。
カズトは期待などなかった。
自分の勝手な行動に、尊敬する先輩が助けに来るなど、考えられなかった。
だが、戦いにおいて、見せ場があるのはヒーローだけではない。
「先輩……?」
騎士のピンチを救ったのは、騎士が守るはずの、接触禁止の女王だった。
「言ったはずよ……」
その姿は、まるで、
「貴方を傷つける者は……」
姫というよりも、
「許さないと……」
姫騎士と言った方が正しいだろう。
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