泥棒の王と二人の勇者その四
[8]前話 [1]後書き [2]次話
キリトサイド
その後二人でリリーナさん(桐生さん)の病室に行った。いつまでも蔵人がいじいじしているので
「いい加減に腹くくれよ兄貴」
とどやす。一瞬お前にだけは言われたくねぇ!と言った感じのオーラを噴出したが、そのままドアを開けた
「蔵人君・・・」
長い黒髪を(こちらでは三つ編みにしていた)揺らして微笑む。どちらかと言えば怜悧な印象のなつめ型の目が、今は優しげに細められている
俺?ドアの外から覗き見中ですよ勿論。何故か解らないがクラインやリズベット、シリカにエギル迄もが覗き中だ
「おお・・・」
「大胆ねぇ・・・」
「ロマンチックですねぇ・・・」
「何か泣けてきた・・・」
「懐かしいな・・・」
上から俺、リズ、シリカ、クライン、エギルの順である。別にクライン無自覚なだけで結構モテるタイプだと思うんだがな・・・後エギルさん、貴方は目覚めた時あんな感じだったのか?聞きたいが、聞いたら大変な目に逢うので黙っておく
「うおっ・・・」
エギルにクラインがぶつかる。録画中だった彼はそのままバランスを崩し・・・
「なぁ!」
「え!えぇぇ!」
病室に雪崩れ込んだ・・・キスシーンの真っ最中に
[8]前話 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ