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リリカルアドベンチャーGT〜奇跡と優しさの軌跡〜
第六十四話 Long Sword
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ジモンを知っていることになる。
ブイモン[何でデジタルワールドやデジモンのことを知ってるんだ?]
主税「正確にはわしではなく、わしの息子と息子の友達じゃ」
ブイモン[爺さんの息子と息子の友達が?どういうことなんだ?]
主税「……それについてはこの老いぼれの罪も話さなければなるまい…」
ブイモン[罪?]
主税「息子の浩樹と浩樹の友人の及川由紀夫君はデジタルなキャラクターが、自由に生きていくことの出来る世界の存在を信じていたんじゃ…。じゃが、わしは自分の息子のそんな姿に、不安を感じてそんな夢みたいな話をすることを禁止してしまったんじゃ。その時の二人の悲しそうな顔は今でも覚えておる。それから、青年に成長しても浩樹と由紀夫君はデジタルな世界の存在を信じて、夢を膨らませていたんじゃ。だが、浩樹の突然の死。あの時の由紀夫君の落ち込みようは普通じゃなかった。考えてみれば当然のことじゃ…。由紀夫君にとって友人と言えるのは、浩樹だけじゃったからなぁ…。あの時、わしがもっとあの子達の力になってやれたらとそう思うのじゃよ…。かつて伊織に言った…“今何をすべきか選ぶのは己自身。そして選んだ己を信じろ”という言葉を…何故言ってやらんかったのか…」
ブイモン[爺さん…]
主税「すまぬな、つまらぬ話を聞かせて……何故この道場を覗いていたのじゃ?」
ブイモン[あ、うん。実は……]
ブイモンは主税にこの道場に来た事情を言う。
今まで、剣術などしたことがないため、独学でやってきたのだが、とうとう限界になってしまい、教えて貰おうにも剣の使い手が身近にいなかったために、仕方なく道場の様子を覗いていたのだ。
主税「成る程のう…確かに剣を使う以上、独学では限界がある…」
ブイモン[だから、道場を覗いてたんだ…今は伊織にあんまり見つかりたくないからさ…]
主税「ふむ…ではこれを使うといい」
主税は使い古された竹刀を持って来ると、ブイモンに手渡す。
ブイモン[え?]
主税「わしが、お前さんに教えてやろう。何、伊織が学校にいる間は寂しくてな…」
ブイモン[ありがとう!!助かるよ!!]
こうして剣の師を見つけたブイモンは剣の腕を確実に上げていくのであった。






























おまけ

遼「はやて達は今頃何してるかな…」
シグナム「時間からして、昼食を食べている最中だろう」
遼「だろうな。ところでシャマルはどこ行った?」
ヴィータ「え?」
シャマル「遼君、ヴィータちゃん、シグナム〜。」
全員【ん?】
シャマル「今日のおやつにケーキを作ってみたの!!」
遼「ケーキ…?」
グジュ…グジュ…ブシャアアア…。
シャマル曰くケーキ?から得体の知れないガスが出て
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