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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-10 すべての終わり
Story10-6 世界の終焉
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茅場が去り、残るはシャオンとフローラだけ。


「この2年間いろんなことがあったなぁ……

リアルじゃ経験できないことばかり」

「そうだな…………俺たち、互いに無茶ばっかりしてたしな。

ヒースクリフに挑むときなんかすごくヒヤヒヤしたよ」

「でも、君の力でみんな救われたよ。もちろん、私もね」

「違うさ。俺の力じゃない。

あれはみんなの力の結晶だよ。

それが俺に勇気と力をくれた」

「『さあ、ひとっ走り付き合えよ!!』とか『トップスピードで……振りきるぜ!!』とかかっこよかったけどなぁ」

「SAOプレイヤーたちの中で名台詞になりそうだな」

「そうだねー。




ねぇ…………シャオン君。まだ、私のこと好き?」

「何聞いてんだよ…………そんなの当たり前だろ。

俺はフローラのことずっと好きだからな」



「じゃあ、シャオン君の本当の名前、教えて」

「フローラが先に教えてよ」

「ふふ…………私の名前は、春宮桜華。16歳です。


君の、名前は?」

2年前……あの世界に置いてきた名前。

グラウンドを駆け回り……友達と笑い……パソコンをいじり……そんな日常を送っていた俺。

剣をとり……大切なもののために剣を振り……必死で生き抜いた、この世界で一番速かった俺。


そんな俺の本当の名前は…………


「聖音……光崎聖音。15歳だ。

来月16才になる」

「同い年だったんだね。年上かと思ったよ」














すると、向こうから俺たちを呼ぶ声が。


その先には、キリトとアスナがいた。



すると

「なぁ、本当の名前教えてくれよ」

キリトが唐突に聞いてきた。

「うん。そうだね。私は春宮桜華。16歳だよ」

「俺は、桐ヶ谷和人。多分先月で16才」

「君たち年下だったのかー。私は結城明日奈。17才です。

シャオン君は?」

「俺の名前?

光崎聖音。15才だ。来月で16才になる」

「う…………みんな年下……だね。私だけ疎外感すごいよ」

「そんなことない。俺たちは仲間だ。

だから、みんな、現実でも絶対に会おうな」


「そうだな。じゃあ、アスナ、行こうか」

キリト(桐ヶ谷和人)アスナ(結城明日奈)はどこかへと行った。


後に残るは二人だけ。

「この2年間……君のおかげで、楽しい生活ができた。
ありがとう、聖音くん」

「俺もだ。かけがえのない日々をありがとう、桜華」

「じゃあ、手を繋いで帰ろう」

「ああ。一緒にな」

俺たちは手を繋いで立ち上がった。
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