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ソードアート・オンライン 蒼藍の剣閃 The Original Stories
SAO編 Start my engine and step on blue light in Aincrad
Chapter-9 新婚生活
Story9-10 未来の種
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ンの中にあった。
その時、とことこと、歩いてくる音が聞こえた。
はっとして視線をそちらに向けると、危険に気づかない子猫のようなあどけない歩みが、眼に飛び込んできた。
安全地帯においてきた、子供たちだった。
恐れなど微塵もない視線で、真っ直ぐに巨大な死神を見据えている。
「ばかっ!!はやく、逃げろ!!」
しかし、それにより死神の注意はシャオンたちから子どもたちに逸れる。
必死に上体を起こそうとしている、キリトが叫んだ。
死神は再び重々しいモーションで鎌を振りかぶりつつある。
やめろ…………
キリトの声にならない叫びが響くが…………無情にも鎌は振り下ろされた。
しかし、次の瞬間。
恐るべきスピードを発揮したシャオンが武器を弾いた。
「さあ、ひとっ走り……付き合えよ!!
フォースソード・スクエアロンド!」
連二刀流スキルの技のラッシュが始まった。
〔エンドレス・ホーリーラッシュ〕〔フルアクセル・ストライクエンド〕〔サークリング・クレッシェンド〕〔メテオリッター・スタードライブ〕
BossのHPは残り2割まで減り、シャオンのHPは危険域残りわずかになっていた。
「くっ…………力が……」
さすがに体力がもたないのか、シャオンはその場に膝をつく。
「くそっ……だめか…………
いや、まだだ!!
トップスピードで…………振りきるぜ!!」
その瞬間、子供たちの体がふわりと宙に浮いた。
ジャンプしたわけでも、攻撃を受けたわけでもない。
見えない翼があるように、ふわりと移動し、2mほどの高さでぴたりと静止したのだ。
あまりにも小さな右手と左手を2人は片方ずつ上げて、宙に掲げる。
「やめてっ!逃げてユイちゃんっ!!」
「レイ、逃げて!シャオン君も!」
一瞬の静寂の中にフローラたち2人の母親の叫びが響き渡る。
しかし、2人の必死の叫び嘲笑うかのように鎌は子供達とシャオンを直撃する軌道を描きながら振り下ろされる。
その直前、鮮やかな紫色の障壁に阻まれ、大音響と共に大鎌が弾かれた。
2人の掌の前にはシステムタグが浮かんでおり、アスナたちは愕然とそれを凝視している。
【Immortal Object】と表示されたタグには不死存在と書かれていた。
それは絶対にプレイヤーが持つはずのない属性。
ゴオッ
という響きと共に、ユイの手からは漆黒の炎が、レイの手からは蒼藍の炎が巻き起こった。
炎が辺りに拡散したあと、
ユイの手にはキリトのエリュシデータを模した剣、
レイの手
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